自転車をカンボジアの子ども166名に~「ソーシャルビジネス」による新しい教育支援~




166名の子ども達への自転車支援

皆様こんにちは。
国際協力学生NGOCBBカンボジア現地代表、高橋昌祐樹(@masa_masayuki)です。

CBBは新年早々勢いマックスです。
2014年元旦より実働が始まった「チャリ100」プロジェクトによる【166名への自転車提供】が完了しました。

元々ここ3年間、5~8名の「中学進学者」に奨学金と共に自転車を提供していました。しかしそれではCBBのお金が続かず、支援を途中で打ち切るかもという無責任なリスクがありました。またお金が出ていきすぎて規模をそこまで拡大することが出来ませんでした。

そこでプロジェクト自体を「収益化」することを夏からの目標に試行錯誤を重ねてきました。収益化のアイディアが現れては消え、計算をしては結局赤字を繰り返していました。
たどり着いた答えはとてもシンプルでした。

「車のローン」の自転車版。

毎月少額を払うことで最終的に自転車を手に入れられるプランです。目的はあくまで教育のための自転車支援ですので、現在自転車を持てていない貧困層でも払える額に設定しました。
村長さん7名もとても乗り気で積極的に意見や返済が滞った場合どうするか等話し合えました。提供当日もCBB現地スタッフと村長さんが大量の契約書をミスなくまとめてくれ、本当に助けられました。乗り物の手配も村人が行ってくれたため、まさに助け合い。

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(村長さん達との話し合い)        (契約書記入)

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(真剣に自転車を選ぶ村の方々)

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(自転車購入後、値段と名前を確認する村長さん) (自転車屋さんの方とお会計)

 

学生でも世界を変えれるか

僕は今回の支援が「世界を変えた」と自信をもっていえます。
なぜか。それは村人の「日常風景」が変わってしまったからです。
7つの村に一気に166台の自転車が登場しました。
CBBで大学進学支援をしている大学生がたまたま村に戻る用事があり「自転車が急に増えていた」と嬉しい報告もくれました。

自転車をゲットした9割方は子ども達なので学校に行くともっと顕著な変化があります。
嬉しいことに「子ども達が新しい自転車を友達に自慢し、その友達が親に泣きつく」という現象まで起きているようです。

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(各村で用意してくれた車で自転車と共に帰る村の皆さん)

 

なぜ自転車が世界を変えるのか

1、 カンボジア農村部、小学校は1つの村に基本一つありますが、中学校は4村に1つ程度です。
2、 徒歩片道1時間、1時間半かかり、体力も大きく削られます。
3、 小学生の頃は出来ていた「勉強と仕事」の両立が厳しくなります。
4、 明日食べるご飯のための仕事の方が大事なので結果半数の子どもが「中学進学時」に退学してしまいます。

5、 中学進学時レベルで退学すると、農村には本や新聞がないため字に触れる機会がなく、大人になるまでに字を忘れてしまい、「非識字者」となってしまいます。
6、 「非識字者」がそれなりの職に就くことは厳しく、あらゆる「情報」を手に入れることも出来ません。更には「契約で騙される」という負の側面まであり、結局就ける仕事は低所得の農業と一部の工場労働、物売りなどになってしまいます。
7、 そこに自転車があることによって、中学に進学しても「勉強と仕事」の両立が可能になり、学校に継続して通えるようになり、高校進学まで可能になります。
8、 高校まで進んでもらえたら望む子にはCBBが大学進学支援を提供し、子ども達のより拓かれた未来を応援します。

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(自転車を手に入れた小学生~中学生たち)

 

ドナーの皆様へ

今回は元々100台の予定で予算を組んでいました。気付いた時には遅くすでに約160台。急遽募集を打ち切り、予算の増額を急遽ドナーの方々にお願いしました。ビジネスの側面があるため、募集を断れないので少しマネージが難しかったです。しかしソーシャルビジネスの醍醐味でもあります。ビジネスと同じで顧客が溢れるほどいるというのは本当に嬉しい限りです。

また支援の側面が今回は非常に大きいため、早くより一人でも多くの子どもの手に自転車を届けなければという使命感もあります。本当に各方面から自転車がうちも欲しいという声を聞きます。

2014年8月までに資金500万円を集め、今年中に合計1000名の子どもに支援したいと考えております。そのためにまず1回目の資金回収である3/1時点で「返済率100%」を目指します。そのために2月に村人と信頼関係を深めるイベントもできたらと考えています。また5年以内に1万人の子どもに支援をしたいと思います。

今回は本当にありがとうございました!またいつもCBBを見守ってくださってる多くの日本の方に感謝感謝です。
まだまだ未熟なCBBではありますが、どうぞこれからもよろしくお願い致します。

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(中には小学生低学年の子達も)      (CBB現地スタッフとプロジェクト終了後の1枚)

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