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【カンボジア×NGO】CBBオンライン、YOUTUBEの活用法!

投稿日:2018年12月11日 更新日:

皆さんお世話になっております。CBB短期インターン、信州大学4年の武村です。

 

今週から授業にCBBオンラインというCBBが運営している

YOUTUBE上のアカウントの動画を使い始めました。

CBBオンラインではカンボジア人の講師たちが

日本語やクメール語、数学などの授業動画を日々アップしています。

 

また、チャンネル登録者も3000人を超えており規模の大きなアカウントです。

生徒たちの反応も良かったので、これからも積極的に授業に取り入れていきます。

 

CBBオンラインを用いた授業スケジュール

 

まずはCBBオンライン(YOUTUBEアカウントの表記はCBB online)を用いた私の授業スケジュールをご紹介いたします。

私の授業ではまず、CBBオンラインの動画を授業の最初に見せます。

子供たちが動画を見てくれている間に、動画で説明している例文をホワイトボードに書いておきます。

動画を見終わったら、子供たちの集中力がホワイトボードに向くようにタブレットを片づけます。

動画で学習した例文の意味をもう一度ゆっくり確認した後、発音練習をします。

その後、何問か例題として子供たちに問題をだし、ノートに解かせます。

最後に復習として子供たちにもう一度動画を見てもらいます。

 

動画内で扱う文型が複数個になっているときは、ホワイトボードに書く文型は一つだけにしています。

そして一つの文型に対して例題まで終わった段階でもう一度動画を見てもらい、その間に次の文型をホワイトボードに書いています。

何回も動画を見せてくどいように思われるかもしれませんが、

クメール語でまとまった教材がある以上、それを繰り返し、

定着するまで復習することが大切だと考えています。

 

ちょうど「受験の基本は教科書だ」と受験生が先生から口うるさく言われる感じに近いと思います。

子供たちの反応

 

子供たちの反応は、実際のところかなりいいです。

内容はもちろん私のようなクメール語をろくに話せないインターン生の行う授業よりは

わかりやすいと思いますが、それよりもまずタブレットを用いて、

ネットを使った授業というだけでやはり子供受けはいいようです。

 

CBBスクールで現在行っているような基礎的な教育の場面においては、

「勉強」と「楽しい」というイメージを結びつけることができれば勝ちのような部分もある

と思うので、そういう意味でもこの方法には手ごたえを感じています。

 

さらにうれしい反応として、勉強に対してやる気のある子供たちから

「このアカウントの名前は何?」という質問も飛び出してきました。

 

これまで勉強するには先生から学ぶしか選択肢がないと感じていた子供たちが、

その気になればネットを使い、無数の知識にアクセスできると気づいてくれたことが

今回得られた最大の収穫だと感じています。

 

もちろん教育というのは単にテストでいい点さえ取れるようになればいいというものでは決してないのですが、

子供たちが自分たちの選択肢を広げる強力なツールを手にできたという点では、

今回得られた収穫はとても大きいものだと考えています。

 

最も、今回のCBBオンラインの導入だけでそこまでの成果を主張することは決してできないですが。

今後の課題

 

今後の課題は、CBBオンラインの日本語授業動画でカバーできる学習範囲に限りがあることです。

 

CBBオンライン以外にも確かにYOUTUBE上には日本語学習用の動画はたくさんあるのですが、

どれも同じような内容(ひらがなや挨拶、基本的な文型)になっています。

私としては「みんなの日本語」の内容をすべて動画でカバーできることが理想なのですが、

現在YOUTUBE上にはそのようなアカウントは存在しません。

やはり無料のシステムでは提供できるサービスに限界があるという事なのでしょうか?

 

まとめ

 

 

今回はCBBオンラインの授業での活用方法と子供たちの反応、今後の課題について記事にしてみました。

これから日本語教育にとどまらず、興味ある分野について自身の知識を深める一つのツールとして

インターネットが子供たちの選択肢の中に定着してくれればと思います。

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