【評価プロジェクト】〜CBBスクールの今までを振り返って〜




 

 

皆さんこんにちは。学生部4年の今枝です。

今回は、夏渡航で行ったCBBスクールの評価プロジェクトの結果を報告したいと思います。

 

「評価プロジェクトとは?」

今回、夏渡航で行った評価の目的は、CBBスクールが持つ問題点を明確化しすることです。もっとCBBスクールを良くしたいけれど、いったい何から手を付ければよいのだろう?

そんな日々の疑問に答えを出して、改善していければと思います。調査をするにあたり、CBBスクールの関係者(代表、事務局員、現地インターン、現地スタッフ)にインタビューを行いました。今回の調査のことから、三つの課題がみえてきました。

 

↑スクールの教師も体験して現状を調査しました。

 

課題①「具体的な目標が不明瞭」

農村の子どもたちが貧困から抜け出すための足掛かりとなるのがCBBスクール。

では、そのために、具体的にどこまで子どもたちの能力を引き上げるのか?

どうやら、今までのCBBスクールにはこの視点が欠けていたようです。一言で「日本語を学ぶ」といっても、そのスタイルは様々。楽しむことを大切にするか、成果を重視するのか、何を目指すかは、その時の先生によってバラバラで一貫性のないものとなっているようです。

 

課題②「スタッフのノウハウが蓄積されていかない」

CBBスクールには先生となる日本人インターン、現地スタッフへの研修制度がありません。仕事の内容は前任者から次の人へ、主に口頭で伝えられてきました。

しかし、口頭で伝えることが繰り返されるうちに、明確であったはずの仕事内容が「言い伝え」となり、ぼやけてくることもしばしば。CBBなりに、スタッフのノウハウを後世に残していける方法を考えることが必要なようです。

 

課題③「住み込みスタッフが適切な働きをしていない」

住み込みスタッフの一番の仕事は、もちろんCBBスクールの先生として子供たちの指導を行うこと。しかし、授業をさぼろうとしたり、やる気がなかったりと先生としての自覚がない行動が多いのが現状です。

なぜ、彼らは自発的に仕事をしないのか。考えられる原因の一つは、「自ら考える」機会の少なさです。忙しい業務の中で、つい我々日本人は直前に仕事の支持をしがちです。そうすると、住み込みスタッフは計画を立てることをせず、言われた時に、言われたことをするという習慣が身についてしまったのかもしれません。

↑現地スタッフ、英語教師のチャンティー。支援の対象者でもあります。

また、ここで忘れてはいけないのが住み込みスタッフは「被支援者(支援される側)」でもあるということ。住み込みスタッフは、勉強を続けることが出来ない事情を抱えている子を、先生として雇い、住む場所と勉強する環境を提供する支援の一環でスクールにいます。同じスタッフとして働いていると忘れがちですが、彼らもまた助けを必要とする立場であり、いろいろなことを教えていかなくてはいけない存在なのです。

 

今回の調査を通して、ぼやっとしていた問題点がクリアになったと思います。これをもとに、よりよいCBBスクール運営を目指していきたいと思います。