カンボジア農村ホームステイ体験記~私が一番衝撃だったこと~




こんにちは、法政大学一年、金坂里彩です。

今回は私が農村生活を実際に体験して感じたことについて話したいと思います。

まず、私が農村に着いた初日、子供達や村の人々は私達を笑顔で暖かく迎えてくれました。

クメール語が話せない私たちと、英語が話せない村の人々とのコミュニケーションに最初は戸惑いましたが、

子供達は私達にとても懐いてくれました。

村に着いた瞬間、私達の顔は子供達とたくさん遊んで砂だらけになりました。

ホームステイ先の村の方は、

私達の支援が終わって帰ってくるまで起きて待っていてくれて、カンボジア人の優しさを感じました。

初日には現地コーディネーターの方との打ち合わせが行われました。

まず、打ち合わせで何よりも感じたことは私自身の英語の拙さでした。

現地コーディネーターとのコミュニケーションは英語で行われるのですが、上手く伝えられないことが多々ありました。

そして私たち渡航メンバーの一番力を入れてきた、初等教育のプログラムでは、

算数・社会・理科・体育の授業を行いました。

りさ3

算数の授業ではプリントのレベルが調査不足で、現地オフィスの学生からアドバイスを頂き変更しました。

英語からクメール語への訳も膨大な量があったにも関わらず、時間が少なかったため、学生には徹夜をしていただきました。

スケジュール調査をするときに、現地準備のための余裕を持つことが大切だと感じました。

また算数の成績優秀者と成績不振者の違いを知るために、各々の家庭に訪問させていただきました。

成績優秀者の子供の家庭は貧困で十分な水田が無く、制服を買えない家もありました。

親が小学生でドロップアウトした子もいましたが、

外国からの訪問客から影響を受け勉強する意欲が沸いていると答えてくれました。

クラスの中で成績が二番目の子には将来の夢を聞きました。

彼女は、周りの皆が工場に通っているため、工場で働きたいと言っていました。

私は、彼女が勉強は出来るのに、将来の楽しい夢が無いこと、色々な職業を知らないことが悲しかったです。

また、自分が彼女の立場で、日本の私の家でインタビューを受けている姿を想像しました。

工場で働きたいと言ったら、私は母親に怒られると思いました。

しかし、彼女の母親も色々な職業を知らないために彼女に何も言うことはありませんでした。

私は、子供たちに色々な職業を紹介するプロジェクトも挑戦してみたいと思いました。

社会の授業では私達が実際に日本で考えた授業の目的設定が間違っていたように思われました。

私達が日本で考えた社会の授業を行う目的は、

『自分が知らない世界を見ることで視野が広がり、勉強する意欲が沸くというものでした。』

そのために、外国を紹介することになり、私達が行ったことがあるイギリス・アメリカ・日本を紹介することにしました。

私達が英語で説明し、現地コーディネーターが楽しく紹介してくれたのですが、

子供達は眠そうで、あまり興味が無い様子が伺えました。

社会の授業の後に、子供達の感想を知るためにアンケートをするべきでした。

また、子供達は外国を全く知らないために想像が付かなかったのかもしれません。

私たちが配ったプリントは、コピーの調子が悪くカラーになりませんでしたが、

初等教育プロジェクトを見学しに来てくれた他の子供達も「モイ!(1枚!)」と言って欲しがってくれました。

私達が賞品であげたシールも、とても欲しがってくれて、

私達の見えないところで勝手にシールをもらってしまう子もいたぐらいです。

理科の授業では、べっこう飴の作り方を教える予定でしたが、社会の授業の時間が延長してしまったため、

べっこう飴をあげるだけになってしまいました。

子供達は私達が完成するまでずっと待っていてくれて、食べずに大切そうに持って帰ってくれました。

体育の授業では、皆でフォーチュンクッキーを踊りました。

子供達は、私達のダンスを真似して一生懸命踊ってくれました。

りさ2

生活面では、まずお風呂に驚きました。

井戸水を浴びたのですが、水はオレンジ色でとても冷たかったです。

村の人々は健康そのものでしたが、

私達がよく遊んでいた6歳くらいの女の子の髪の毛には一本一本にノミのような虫がついていました。

私にとって、農村ホームステイの中で一番衝撃的なことでした。

今まで、CBBの活動を通して教育にしか目が行っていなかった私は、初めて衛生の大切さを知りました。

子供達の服も砂まみれで、4日間毎日同じ服を着ている人もいました。

また、違う服を着てきたと思ったら、その服も砂まみれでした。

教育のプロジェクトを進めていくと同時に、衛生に関するプロジェクトにも挑戦していきたいです。

話には聞いていたのですが、村には本当にゴミ箱が無く、

私達は農村のゴミの捨て方だと言って、【ポイ捨ての方法】を習いました。

衛生は、村の習慣自体を変える必要があるので難しい課題ですが、

長期間の支援で定着していければいいと思います。

教育の問題に関しても、初めて来た外国人によって、既存の考え方を変えるのは困難なことだと実感しました。

特に、保護者の考え方が子供達の未来を左右してしまうために、

保護者の考え方を変えるためには長期間の支援が必要です。

今後は今回の経験を生かして、さらなる支援を行っていきたいと思います。

今回は貴重な経験をありがとうございました。

りさ

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村