JICA草の根技術協力事業への挑戦~支援地はどのくらい貧困なのか~




こんにちは。皆様、いつもお世話になっております。事務局員の常岡です。

先日、幡ヶ谷にあるJICA事務所に伺い、CBBの事業が草の根技術協力に採択される可能性があるか相談しました。

JICAの草の根技術協力とは?

JICAの草の根技術協力とは、NGOや自治体の行っている事業をJICAが業務委託という形で支援し、共同で実施する事業です。

この制度を利用させてもらう団体はささやかながらODAの一翼を担うことになります。

つまり、活動をする上での責任はもちろん増えますが、より意義のある、そして大きな活動をできるということでもあります。

重視される3つのポイント

重視されるポイントは以下の3つです。

①施設の建設やモノの提供ではなく、人を介した「技術協力」であること。

②調査研究、文化交流ではなく開発途上国の人の生活向上に直接役立つ内容であること。

③日本の市民が国際協力に対する理解・参加を促す機会となること。

選考までの長い道のり

選考のフローは下記の通りです。

JICA国内機関に活動内容を相談し、案件形成などサポートしてもらう。

選考

(今回は最初のステップであるコンサルテーションをお願いしました。)

CBBの案件

私たちが提案したのは、CBBスクールのパソコン教室で語学とITを身につけることが職業訓練になり生活向上につながるという内容です。

スクールを運営するスタッフを育てることが人を介した技術協力であり、日本の学生をインターンとして受け入れていて日本市民の国際協力に対する参加を促していると強調しました。

(ICTや映像授業を取り入れて授業を行う現在。子どもたちにはどんな変化があったのでしょうか。)

具体的なアプローチとして下記の4つの提案をしました。

・CBBスクールでの語学教育、パソコン教室の定着とレベル別授業

・CICCのIT Library、動画撮影スタジオの完備

・CBB School Onlineウェブサイトの構築とクメール語化

・CBB School Onlineの映像授業コンテンツをカンボジア人スタッフとともに継続作成。 

JICAスタッフの指摘

<プロジェクトについて>

持続性がある事業にする必要があるとご指摘を頂きました。

・資金面

→授業料を回収したり、現地企業の協賛をもらったり、他に収益化できるプロジェクトを作り二本柱で運営するなど、3年後に資金面において自立できるようにする。

・人材面

→カンボジア人が教師になるなど、現地の人でスクールを回せるように育成する必要がある。

<団体について>

国内の組織を強化すべきだとご指摘を頂きました。具体的には以下の通りです。

・経理専門のスタッフが必要

・財政基盤の強化

・プロジェクトマネージャーの経歴、経験、能力を重視する

以上の課題をクリアするために、カンボジアで事業をする他のNGOに話を聞くようアドバイスを受けました。

スタッフの方は決して「助成金」という言葉を使わず、草の根技術協力事業は国民の税金を使った事業であることを強調されていました。

CBBの取り組みは「面白いね」と評価をしてもらえましたが、信頼を得て結果を出せる事業を行うためにはより一層の工夫と組織の強化が必要だと分かりました。

一般社団法人としてスタートをしたばかりのCBB。

今まではカンボジアでの活動に重きを置いてきましたが、カンボジアでの活動を支える国内組織力を強化するときが来たと改めて考えさせられました。

そして、この時間一番印象に残ったものが「支援地の子どもたちや村の人々はどのくらい貧困なのか。」という問いでした。

私たちは、CBBスクールがある土地がどのくらい貧困であるのか、そして1年弱でもCBBスクールが開校し、日本語と英語の授業を受けた子どもたちにどのくらい変化があり、何をもって変化(この場合、効果)と呼ぶのか。

スクールを継続させることにもがき続けていた日々を振り返り、もう一度国際協力の考えなければならない原点を思い出させて頂いたような時間でした。

機会を下さった国際居力機構JICA事務所の皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 




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