参加者の声

私の国際協力の原点~ネパールから学んだ持続可能な開発支援モデルとは~

投稿日:2017年9月3日 更新日:

こんにちは。皆様、いつもお世話になっております。インターン生の本多です。

先週1週間はバイク事故の治療のため村に帰ることができず、いろいろともどかしい思いをしましたが、ようやく村に戻ってくることができました。

本日はCBBの活動ではなく、その前に活動していたネパールの教育現場でのボランティアについてご紹介します。

カンボジアの前にはネパールで日本語教えていました

ネパール滞在中、私はCBBスクールのように村でもなく、都会でもなく、少し栄えた町の私立学校でボランティアをしていました。

業務としては、小学校1年生~3年生のクラスに入り、担当教員のサポートや教室環境の整備、子どもたちの世話、また英語や折り紙などの授業を担当していました。

他にも、ネパールの都心から離れた田舎の村の学校を訪問したり、学校の生徒や先生たちにアンケート調査を行い、人々の教育への意識調査をしていました。

私の目指した2つのモデル

 

ネパールでの活動の中で私が特に意識していた2つのことがあります。

①1人で問題解決するのではなく、現地の人と進めていくこと

私の主な仕事は、「先生たちと授業の進め方や教室環境の整え方を考えていくこと」でした。

私が属した学校では、子どもたちの文房具がきちんと管理されていなかったり、先生の授業の進め方に問題があったりと、私には「おかしい」と思うことでも、現地では当たり前であり、課題や問題が解決されないまま放置されているということがよくありました。

しかしながら、それを日本式のやり方や考え方を押し付けてしまっても、現地の人々には受け入れられず、その解決方法は現実的に継続されていきません。

私たちの考えを押し付けて解決するのではなく、まず現地の先生たちと何が問題であり、どのようにして解決できるのか一緒に考えることで、よりよい現地式の解決方法を導き出すことができます。

そして、その解決方法を一緒に進めていくことで、現地の先生たちが自らの手で変化をつくることができ、そしてその解決方法は私がいなくなっても継続していくことができます。

1人で解決しようとするのではなく、時間がかかっても現地の人と一緒になって常に意識するようにしていました。

②継続していける環境づくりをいかにしていくのか。

問題解決方法を導き出し、やり方を現地の人と共有したら、それを「習慣化していく」ことが次のステップでした。

特に、学校現場では、先生よりも子どもたちに焦点を当てて、習慣化を目指してくことを目指しました。

例えば、【きちんと朝の挨拶をして、朝の歌を歌う】というルールを導入した時。

先生よりも子どもたちの習慣化に成功すると、子どもたちが自発的に挨拶をし、歌を歌い始めるということができるようになりました。

CBBスクールに来て、約1か月が経ちました。

CBBのインターンでネパールの活動をどう生かしていくのか、次回のブログでもご紹介します。

皆さん、楽しみにしていてください。

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