【カンボジア×NGO】新米日本語教師スレイリャ奮闘記➁~これからのインターン生に行ってほしいこと~




皆さんお世話になっております。短期インターン生、信州大学4年の武村です。

 

私のインターン終了まで一か月をきったという事で、

最近は現地スタッフであるスレイリャに授業を担当してもらう機会がだんだんと増えてきました。

 

という事で今回はスレイリャが担当する授業の様子と、

スレイリャへの引継ぎの中で私が感じたことの2点を記事にしてみました。

 

スレイリャの授業風景

 

スレイリャは現在、日本語を初めて習いに来た子たちのクラスと小学生の子たちのクラスを担当してくれています。

子供たちともとても仲が良く、いつも楽しそうに授業をしてくれています。

 

そして何よりクメール語(カンボジア語)で生徒たちと円滑に

コミュニケーションをとれるという点において、かなり効率よく指導を行えていると思います。

 

というのも、例えば私が指導を行う場合ですとその授業で習得させたい文型や表現を

最初にクメール語で生徒に説明はするのですがクメール語自体が不完全で

きちんとニュアンスが伝わったかどうかを判断するのが難しいため、

結局はその文型や表現を用いた様々な種類の例文を紹介することで

何とか子供たちにニュアンスを伝えるという形になってしまいます。

 

これでは指導法としては効率が悪く、適切ではありません。

なぜなら基本の説明が不完全なため例文を紹介する段階で戸惑う生徒が出てくることや、

習った表現を例文以外の形で応用させて使うときにうまく使いこなせないことが考えられるからです。

 

よってクメール語のネイティブスピーカーであるスレイリャは、

特に日本語初級レベルの生徒が多く集まるCBBスクールにおいて貴重な存在であると感じています。

 

スレイリャへの引継ぎで感じたこと

 

そんなスレイリャなのですが、私が不安視している部分もあります。

それは日本語の習得レベルです。

現在スレイリャはひらがな、挨拶などは教えることができるほか、

カタカナも50音表を使って指導しています。

 

しかし知っている単語の数がまだまだ圧倒的に足りていないこと、

助詞の使い方が間違っている部分がとても多いこと、

また文型などの知識で不十分な点が多いことがこれからの課題です。

 

とはいっても担当してくれる授業が増えてくるにつれて

スレイリャが以前よりもますます熱心に勉強し、質問してくれるようになってきたので

実はそこまで不安視はしていません。

 

これからのインターン生に行ってほしいこと

 

これまでCBBスクールで生活し、そしてスレイリャの指導を行う中で

私が最近やっと気づくことができたことがあるので、今からそれをお伝えしようと思います。

 

それは「なるべく多くの時間をスレイリャと共に過ごす」という事です。

 

これまでは私が授業で使っている参考書のクメール語訳を使って

スレイリャが自身で勉強していたこと、

そしてスレイリャが必要な時には質問をしてきてくれていたことから

自分の勉強や授業準備をするときはなるべく一人になれる環境下で行っていました。

しかし先日、自分の勉強や授業準備をスレイリャと同じ机で一日中行った時のことです。

私はスレイリャがそれまで以上に頻繁に質問してきてくれているのに気づきました。

そしてスレイリャの学習ペースがそのおかげで格段に上がったことにも。

 

こんなに当たり前のことにこれまで気づくことができなかった私に偏に問題があるのですが、

質問できる人が常に横にいるかいないかで学習ペースはやはり大きく変わるようです。

なので、これからインターンをされる方はスレイリャに日本語を教える時間以外にも、

つまり自分の勉強や授業準備をする時間でもスレイリャの隣で、

または近くの場所で行ってほしいと思います。

 

そしてなるべく多くの時間をスレイリャと過ごしてみてください。

それがインターン生の有無や技量で日本語の学習機会が左右されるCBBスクールの現状を

打破する近道であることは間違いないのです。