大学生日本語教師の奮闘記~なくならないカンニングペーパー~




こんにちは、皆様お世話になっております。法政大学一年の柳田和哉です。

 

現在CBBスクール日本語教室はパーブという地域に拠点を置いているのですが、バイクで20分ほどの所にあるフンセンスンダイスクール(以下スンダイ)でも出張授業を行っています! スンダイは、小中高学校を全て兼ねており、先日紹介したCBB現地スタッフのスレイリャもgrade7~11の間スンダイに通っていました。敷地が広く、空きスペースではいつも子どもたちが元気にサッカーやバレーボールをしています。

現在、スンダイでは2つのクラスを開講しています。 一つは、小〜中学生くらいの小さい女の子のクラス。 人数が多く、パワフルな女の子たちに圧倒されます。会うたびに大きな声でこんにちは!と声をかけてくれます。

小学生

(▲カンニング防止のため、一人ずつの席を空けます。)

 

スンダイには現在クラスに来てくれている子どもたち以外にも以前山田先生と日本語を勉強していた子どもが大勢いて、あちこちでこんにちはと声をかけられます。まるでのどかな日本の公園にいるかのようです。

もう一つは高校生の少人数クラスです。 彼らはほぼみな将来日系企業で働きたい、外国人と関わる仕事がしたいという気持ちで日本語を勉強しています。 なので彼らは人一倍一生懸命です。高校生にもなると自分のため、将来のためを思って勉強に取り組めるようになるのでしょうか。

スンダイはCBBスクールからバイクで20分とあまり近くなく、毎日ソムナンに20分運転させて通うのは体力的にかなり負担になります。ガソリン代もバカになりません。。。。 そのような事情により、本日2/27日にスンダイでのCBBスクールを閉講することにしました。

彼らには日本語を勉強する意欲があり、また勉強すればするだけ頭が良くなる高校生、閉講しなければならないのは残念でなりません。

テスト中

(▲テスト中は静かにするという概念がない…?ずっと声が聞こえていました。)

閉講の前に、CBBスクール卒業証明書を授与するためにテストを行いました。 テストについて事前に告知してあったので、勉強してきているのかななどと考えていたのですが、男の子はみんなポケットにカンニングペーパーをしのばせていました。

テスト

(▲ラッキー手作りのテスト。とても参考になりました。)

勉強はあんなに熱心にするのにカンニングしてしまうのは、テストをなんのために行うのか理解していないのかもしれません。

またスンダイで教えていて、カンボジア人の学生の勉強の仕方や考え方など日本と大きく異なると感じることが何度かありました。

「わたしはさかなをたべます。」

主語、動詞、目的語のシンプルな文。「は」や「を」などの助詞がなかなか伝わりません。

しまいには、「さかな」の部分を「猫肉」や「蚊肉」に置き換え、例文を練習し始めました。(ソムナンによると猫は食べる習慣もあるそうですが、蚊は食べないそうです笑)

ソムナンにクメール語で解説してもらっても伝わらず、難しく考え過ぎなのか、何も考えていないのか、僕としてはなぜ分からないのか全く理解できませんでした。 それは、文化や慣習によるものというより、日本人が当たり前に学校で学んでいること(勉強の仕方)をカンボジア人は学んでいないのかなと、感じました。(彼らは、3日間「さかな」を違う単語に変えるだけの勉強の繰り返し。授業のはじめに復習しても、毎日同じ質問をしてきて、わからないと言います。)

言い方がよくないですがやはり教育の質が低いのかなとも。 正しい勉強の仕方、ものごとを学ぶときの考え方など、抽象的なことをどうやって伝えればよいのか頭を悩まされます。

ただ、学校の勉強についていくためのCBBスクールではなく、考える力を養うためのCBBスクールです。

スンダイの生徒に日本語を教えるのは今日で最後。彼らにとって 少しでもこれから生きてゆくのに役立つ経験になれば、と心から思います。

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