奨学金ゲットだけでは大学には行けない。




こんにちは。CBBカンボジア現地代表、高橋昌祐樹です。

今年CBBでは農村の貧困家庭出身の高校生向けに大学進学支援を行いました。そこで見えてきた「学習支援だけ」「授業料奨学金だけ」では解決しない貧困のリアルをお届けします。今年、無事2名の子が大学の奨学金を獲得しました。授業料はタダです。しかしこれだけでは貧困層は大学に行けないのです。

なぜでしょうか。

それは「お金がないから」

もっと言うと

「プノンペンでの生活費が払えないから」

そう、授業料はタダです。と言えど、実家が農村なのでプノンペンで家を借りなければなりません。大抵お金がないので小さな1部屋$50程度を借りてそこに4人5人で住むような生活を多くの農村出身学生はしています。しかしこの$10, $15の家賃が払えません。実家は大概が農家です。土地が多く余分にお米を作れれば問題ありません。しかし収入はゼロ、自給自足と物々交換で生きてる人たちが農村には多くいます。大学進学希望者の家庭も例外ではありません。むしろ借金を背負っているレベルです。

せっかく授業料無料奨学金を取ってもプノンペンに住む金がありません。。

ではどうするか。

CBB独自「教育ローン」の提供です。彼らがアルバイトを初めてから少額ずつ返済出来るように設計しました。しかし返済額を抑えるために格安住居に住んでもらいたいものです。

そこで「シェアハウス事業」。外国人と住み日々英語・日本語を学ぶ機会、強力Wifi完備、そして1番大事な格安。すべてを賄うには自前調達です。食費も額を決めて、月々のお小遣いも生きていける程度に調整しました。シェアハウスを初めて早1か月。学生たちの英語力、日本語力、めきめき上達しています。日本語ビジネスを専攻とする彼らには申し分のない環境でしょう。

教育支援は一筋縄では行きません。
現実に合わせて臨機応変に、そしてより持続可能な支援を模索することでこれからも一人でも多くの学生の人生に寄り添っていけたらと思います。

 

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