カンボジアでは第二言語が収入を決める!?~国際協力NGOCBBカンボジア、シェアハウスでの会話から~




こんにちは、国際協力NGOCBBカンボジア 現地代表の南郷恵珠です。

今日は、カンボジアと日本の労働について書いていきます。

 

第二言語が収入格差を生むカンボジア

先日シェアハウスで夜ご飯を食べ終わった後に、一緒に住んでいる学生ダラーと話していると、
「恵珠は何か国語を話せるの?」
と質問されました。

『話せる』の基準は人それぞれかと思いますが、このとき私は日常会話くらいまでできるものとして
「日本語・英語・フランス語を話せるよ」と答えました。

すかさずダラーが
「それとクメール語もね!」
と笑いながら付け足してくれたのが嬉しかったですが一旦置いといて。

私が話せる言葉を確認しながら
「じゃあ恵珠はカンボジアで働くとしたらたくさん稼げるね。」
とダラー。理由を尋ねると
「日本語が話せる人と話せない人では収入が全然違うんだ。」
とのこと。

もっと詳しく聞かせて!とお願いすると、
「カンボジア人は、(母国語である)クメール語のほかに
英語を話せると$200/月、
韓国語を話せると$300/月、
日本語か中国語を話せると$500/月 稼げるんだ。と教えてくれ、その差の大きさに驚きました。

「なんでそんなに違うの?」と聞くと、

「英語や韓国語はプノンペンにも地方にもたくさん教えられる人がいるから多くの人が話せるけれど、
日本語や中国語はプノンペンに来ないとなかなか学べないし、文字も難しいから勉強する人が圧倒的に少ない。
だからその日本語や中国語を習得した人のお給料はとてもいいんだ。」

と教えてくれました。ちなみにクメール語しか話せない人はどのくらいなのか聞いてみると、
手のひらを床のほうに下げて
「ずーっと低い。」
とのこと。

つまりカンボジアでは、第二言語がその人の収入を大きく左右し、第二言語を習得していない人はかなりの低賃金で生活せざるを得なくなっている、ということです。

辞書
ダラー愛用の英語教材・辞書

日本はどうか

「日本で英語が話せる人と話せない人の収入はどのくらい?」
と今度は質問を受けた私。

そしてこのとき初めて気づかされたのが、日本では日本語しか話せなくても収入がたいして変わらないということです。
もちろん企業にもよると思いますが、日本国内で働いている分には英語スキルがなくても十分な収入を得ることができ、逆に英語スキルを持っていても「そんなの出来て当たり前」だと見なされれば収入は変わらない。

国税庁の調査データによると平成24年度のサラリーマンの平均年収は408万円。単純に12か月で割ると月34万円。
英語を話せない日本人の月収が約3,300ドル。文字通り、桁違いですね。

これは今必死に外国語の勉強をしているカンボジア人からすれば衝撃的なことで、これを聞いて日本人を羨ましがる人もいれば妬ましく思う人もいると思います。

これだけ社会が違えば価値観に違いがあるのも当然ですが、ともにいくつものプロジェクトを動かしている以上、お互いに理解しあっていかなければなりません。常に彼らと目線を合わせる努力を怠ってはいけないと思い知らされた一場面でした。

CBBも微力ながら、シェアハウス事業や奨学金事業で地方出身の学生に英語習得の機会を与えており、今年はその事業拡大を予定しています。

「カンボジアの全ての子どもたちに教育へのフリーなアクセスを。」

CBBの理念を再確認して、これからも頑張っていきます!

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