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なぜ同じ親を持つきょうだいの性格が異なるのか

投稿日:2017年10月18日 更新日:

お世話になっております。長期インターン中の勝間田です。

今日も昨日に引き続き家庭環境やきょうだいについて書きたいと思います。

親の子供への接し方と性格の違い

生まれた順番による性格の違いを研究している、心理学者いわく「最初に生まれた子と2番目に生まれた子とでは性格は違う」ようです。

なぜ同じ親から生まれたのに、ひとりは明るくおどけた性格で、もうひとりはおとなしく思慮深い性格になるといったことがあるのか。

心理学者の間では、「子どもの性格の違いは生まれた順番に深く関係している」という説があるそうです。

親が、長男・長女・中間子・末っ子・ひとりっ子、それぞれのケースで異なる接し方をするためだといわれています。

きょうだい間の子供の立ち位置と性格の関係

親の接し方だけでなく、兄弟姉妹の中での自分の立ち位置も子どもの性格に影響するようです。

1人目の子供は、親にとっても初めての子育てになり、自然と手探りでさまざまなことを試す実験的な子育てになるでしょう。

「本の通りにやらなければ」と、必要以上に頑張りすぎて、神経質になる傾向もあります。

こういった親の接し方が、長男・長女を「完璧主義者」「いつも親に褒められようと頑張る」子どもにしているかもしれません。

2人目の子どもは、一人目のときよりは親もリラックスできているでしょう。

上の子がいれば100%構ってあげるということもできなくなります。

これが、2番目の子を「おおらか」で「人に構ってもらいたがる」性格にしているかもしれません。

長男・長女がリーダー気質なのは、単に先に生まれたからというわけではなく、親が「長男・長女」として接していることが影響していると言えるでしょう。

もちろん第一子、第二子ともに性格には個人差があるため、上にあげた性格以外の子どももいるでしょう。

性格の違いを生徒理解に繋げる

長男・長女は親に良いところを見せたいという気持ちが強く、ときに「小さな大人」のような話し方や態度を取ることがあります。

勤勉で、何をするにも一番でありたいと望む傾向があり、年配の人から褒められることに喜びを感じやすいかもしれません。

中間子は、「自分は一番最初でもなく、最後でもない」というジレンマに陥ることがあるようです。

親も初めての子供である長男・長女や家族の中で一番小さい末っ子に注意が向くことが多いかもしれません。

末っ子は親の子育てに対する緊張が解け、リラックスした中で育てられるため、おおらかな性格になることが多いようです。

自分の周りの友達を見ていてもよくわかります。

人の性格をみて、その人が長男なのか、末っ子なのか、一人っ子なのかを予想することもあります。

これが学校現場であったら、生徒が何番目の子かをみることで、接し方や生徒理解のヒントを得ることができるかもしれません。

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