先生は子供たち~同じ大変さを味わってみる~




こんにちは、お世話になっております。インターン生の川崎です。

今日は夕方から大雨になりました。

いつもだと夜6時からのクラスは「あいうえお」を唱える生徒、「ちゃーっ」っと先生を呼ぶ大声、「はひふへほ のカードどこにあるのー?」とひらがなカードを探す子たちが15人ほどごった返す、パワフルなクラスです。

しかし今日スクールにやってきたのはたったの三人。

制服も髪の毛もびしょぬれになりながら来てくれた生徒たち。

いつもはあわただしく、あいうえおチェックシートをこなすだけになってしまうのですが、今日は進度の確認とリフレッシュも含めて単語や書き取りを中心にしました。

毎日日本語を熱心に勉強する14歳のスレイティ

日本語カードの裏に書いてある単語を教えます。

か:かさ
き:きつね
く:くつ
け:けむし
こ:こま

絵と文字を見比べながら覚えていきます。一通りひらがなを習ったとはいえ、順番通りにしか覚えていなかったり、また「ぬ」「ね」のように似た形をしたものも多いので
一文字読むのにも一苦労です。

かさ、きつぬ、くちゅ、けつね… かわいい言い間違いをしながら何度も繰り返し声に出しながら練習を続けていたスレイティ。

次第に「ティーチャー、おっちゃむ…」(先生、覚えれないよ)と弱気の声が。

そこで、先生と生徒役交代です。

「私がクメール語勉強するから単語教えて!」

そう言うとスレイティははりきってひらがなカードを一枚ずつ私に見せ、「これは何て言う?」と聞いてきます。

「かさ…クメール語でなんて言うの?」

「くつ…スバイチューンだ!」

正解すると「ティーチャー、ちゃむ」(先生、覚えてるね)とお褒めの言葉が。

単語は必ず日本語とクメール語で答え、スレイティにもなんとなく日本語を聞いてもらうようにします。

いざ自分が生徒の立場に立ってみると、外国語の文字一つ読んだり発音するのがいかに大変か実感します。

一つでもいい、完璧に、確実に

先生・生徒役を交代しながら授業をすること1時間、家に帰る時間になりました。

スレイティにとって5単語は少し大変だったようです。

中途な半端に覚えた5つより、確実な一つを覚えてもらおう、と

「かさ、覚えてね。スレイティ日本語、私はクメール語(チャッ)を覚えようね。明日忘れてないかチェックしよ!」
と提案しました。

「わかった」とスレイティは「かさ、か、さ、かさ…か…さ…かさ」と唱えながら帰っていきました。

身になる

次の日、スレイティにかさのカードを見せて「チャム?」(覚えてる?)と聞くと、

「かさ!」と自信満々の回答が。私との約束を守ってくれたこと、そしてスレイティの日本語が確実に進歩していることを実感しました。

一日一つでも一か月後には30、一日10個なら300個の単語を覚えられます。

生徒の立場に立つこと、そして小さなことをこつこつと。積み重ねが大切ですね。

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