トライ=エラー?新米NGOの老舗チャリプロジェクト




CBB老舗プロジェクト「チャリ支援」

こんにちは。NGO CBBカンボジア現地代表高橋昌祐樹です。

現在注力している「シェアハウス事業」「教育マイクロファイナンス」の手前の3年前からずーっとやってきた「チャリ支援」。今年で3年目だ。大学生活は4年間しかないのにそんな中3年間もやってきたのだから思い入れも人一倍。

しかしダメなプロジェクトをそのまま残しておくわけにはいかない。

ダメなものはスパッと切って新しい、より意味のある支援に置き換えていく。

既存の「チャリ支援」はやればやるほど問題しか見えなくて、やればやるほど強いボスが登場してきた。トライ&エラーなんて言葉があるが「トライ=エラー」レベルである。

自転車の意義。それは「退学阻止」。距離が遠い中学校に通わなければならなくても「勉強」と「家事・農業」を自転車があることによって「両立」出来るようになる。世界は0か100かの物事ばかりではない。チャリ支援は0でも100でもない、50の「世界を変える」ツールだ。

2011チャリ集合写真
1年目集合写真

 

課題1:公平な支援はどうしたら出来るか。

過去2年間、地元の先生たちの紹介制のもと、貧困層の子どもたちに直接アプローチしてきた。NPO法人ASACカンボジアに学校を贈る会様のご協力の元続けてこれた活動だが、やればやるほど課題が山積してきた。

子どもたちがどんな基準で選ばれているか分からないのだ。先生たちには「自転車が買えなく、学校までの距離も遠い貧困層」ということで基本的には子どもを選んでもらっている。ターゲットは中学進学を控えた小学6年生。しかし紹介してくれる村長も先生たちも人間。自分の息子や親戚の子どもの割合がどうしても高くなってしまう。しかも今年は距離が遠い子に純粋にたどり着けなかった。

また事前に自転車支援のためのインタビューであるという点も伝わってしまい、子どもたちが自転車がほしいと言わんばかりの回答をしてきてしまった。自転車が本当に必要ない子どもに支援しても本末転倒。子どもがどう選ばれているのかも不透明だった。どうしたらより「公平」な支援が出来るか、僕らCBBが夏に直面した課題だ。

CBBメンバー間、協力NGO ASACさんと話し合いを重ねる中で「公募制」という結論が出てきた。多くの議論を重ね、条件を絞り、村に大きなバナーを4つ出してイベントを実施した。実に150名もの学生が集まった。しかし僕らの今年の予算は自転車5台分。。結果5名に自転車支援と、15名に英語教材支援を行った。(この村から英語教材が買えるところまではバイクで片道1時間)

2012チャリ集合写真
2年目集合写真

 

課題2:赤字垂れ流し→持続可能な支援へ

150人中5人にしか支援出来なかった理由がある。金だ。そう金がないと国際協力だ支援だなんていう綺麗ごとは言えない。ボランティアをすればするほど金の重要性に気づくだろう。CBBは学生NGOゆえ資金が助成金と一部寄付のみで賄われており、限られる。いかにお金を使わずに一人でも多くの学生を支援するか。

→持続可能な教育支援モデルを作る。

ここにたどり着いた。現在2月に「チャリ100プロジェクト」と称してチャリ100台支援を行う。大学進学支援でノウハウを溜めた「教育マイクロファイナンス」と組み合わせる。

これは何もNGO側の都合だけの話ではない。プロジェクトの本質を見た時、自転車はやはり本当に必要とされる人に届けなければ意味がない。僕らNGOの存在意義がなくなる。しかし人間、「タダ」で支援してあげると言ったらみんな手をあげる。もちろんインタビューの際は答えだけではなく、「家の様子、土地の有無、畑の広さ、物の量、服装、家族構成」などを考慮するのだが、インタビューにさえたどり着けなければどうしようもない。でも100人に本当にアプローチ出来たらそこには「本当に支援を必要としている人」がいると信じている。

2013チャリ公募制集合写真
3年目「公募制」集合写真

 

まとめ

どの支援をしても最初はエラーしかおきない。もちろん企画書や理論上は完璧なのだが…問題が次から次に起きる。でも課題は日々改善される。そしてそれが誰しも応用可能な形になった時、それは他者にマネされて、あらゆる途上国に広がっていく。そんなグラミン銀行ようなモデルを作っていきたい。「農村の貧困層の子でも大学に行ける仕組み」作りを目指して。

 

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現在学生NGOCBBでは新メンバーを募集しています。何か新しいことにチャレンジしたい方、是非一度話を聞きにきてください。




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現在注力している「シェアハウス事業」「教育マイクロファイナンス」の手前の3年前からずーっとやってきた「チャリ支援」。今年で3年目だ。大学生活は4年間しかないのにそんな中3年間もやってきたのだから思い入れも人一倍。

しかしダメなプロジェクトをそのまま残しておくわけにはいかない。

ダメなものはスパッと切って新しい、より意味のある支援に置き換えていく。

既存の「チャリ支援」はやればやるほど問題しか見えなくて、やればやるほど強いボスが登場してきた。トライ&エラーなんて言葉があるが「トライ=エラー」レベルである。

自転車の意義。それは「退学阻止」。距離が遠い中学校に通わなければならなくても「勉強」と「家事・農業」を自転車があることによって「両立」出来るようになる。世界は0か100かの物事ばかりではない。チャリ支援は0でも100でもない、50の「世界を変える」ツールだ。

2011チャリ集合写真
1年目集合写真

 

課題1:公平な支援はどうしたら出来るか。

過去2年間、地元の先生たちの紹介制のもと、貧困層の子どもたちに直接アプローチしてきた。NPO法人ASACカンボジアに学校を贈る会様のご協力の元続けてこれた活動だが、やればやるほど課題が山積してきた。

子どもたちがどんな基準で選ばれているか分からないのだ。先生たちには「自転車が買えなく、学校までの距離も遠い貧困層」ということで基本的には子どもを選んでもらっている。ターゲットは中学進学を控えた小学6年生。しかし紹介してくれる村長も先生たちも人間。自分の息子や親戚の子どもの割合がどうしても高くなってしまう。しかも今年は距離が遠い子に純粋にたどり着けなかった。

また事前に自転車支援のためのインタビューであるという点も伝わってしまい、子どもたちが自転車がほしいと言わんばかりの回答をしてきてしまった。自転車が本当に必要ない子どもに支援しても本末転倒。子どもがどう選ばれているのかも不透明だった。どうしたらより「公平」な支援が出来るか、僕らCBBが夏に直面した課題だ。

CBBメンバー間、協力NGO ASACさんと話し合いを重ねる中で「公募制」という結論が出てきた。多くの議論を重ね、条件を絞り、村に大きなバナーを4つ出してイベントを実施した。実に150名もの学生が集まった。しかし僕らの今年の予算は自転車5台分。。結果5名に自転車支援と、15名に英語教材支援を行った。(この村から英語教材が買えるところまではバイクで片道1時間)

2012チャリ集合写真
2年目集合写真

 

課題2:赤字垂れ流し→持続可能な支援へ

150人中5人にしか支援出来なかった理由がある。金だ。そう金がないと国際協力だ支援だなんていう綺麗ごとは言えない。ボランティアをすればするほど金の重要性に気づくだろう。CBBは学生NGOゆえ資金が助成金と一部寄付のみで賄われており、限られる。いかにお金を使わずに一人でも多くの学生を支援するか。

→持続可能な教育支援モデルを作る。

ここにたどり着いた。現在2月に「チャリ100プロジェクト」と称してチャリ100台支援を行う。大学進学支援でノウハウを溜めた「教育マイクロファイナンス」と組み合わせる。

これは何もNGO側の都合だけの話ではない。プロジェクトの本質を見た時、自転車はやはり本当に必要とされる人に届けなければ意味がない。僕らNGOの存在意義がなくなる。しかし人間、「タダ」で支援してあげると言ったらみんな手をあげる。もちろんインタビューの際は答えだけではなく、「家の様子、土地の有無、畑の広さ、物の量、服装、家族構成」などを考慮するのだが、インタビューにさえたどり着けなければどうしようもない。でも100人に本当にアプローチ出来たらそこには「本当に支援を必要としている人」がいると信じている。

2013チャリ公募制集合写真
3年目「公募制」集合写真

 

まとめ

どの支援をしても最初はエラーしかおきない。もちろん企画書や理論上は完璧なのだが…問題が次から次に起きる。でも課題は日々改善される。そしてそれが誰しも応用可能な形になった時、それは他者にマネされて、あらゆる途上国に広がっていく。そんなグラミン銀行ようなモデルを作っていきたい。「農村の貧困層の子でも大学に行ける仕組み」作りを目指して。

 

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