日本語教師ボランティア、山田先生の農村生活日記




こんにちは。法政大学人間環境学部2年の石出恵です。

今日はCBBスクールの日本語教師ボランティアを1か月に渡り、やってくださった山田先生の日記を紹介させていただきます。

農村体験記初日

19日早朝、CBBメンバーの学生たちとプノンペンのバスセンターに行きました。パーブマーケットを通過するバスを探していると、たちまち我がバスにと勧誘の人が群がります。CBBメンバーも心得たもので、巧みに値段交渉。丁度良い値のところで交渉成立。赤土舞う道路をひたすらパーブへ。走ること2時間くらいか、パーブに着き下車。そこからトゥクトゥクに乗り換えさらに30分、現地スタッフ、チャンター氏のCBBスクールに着きました。 みんなで昼食を美味しくいただきました。昼食後、今日の予定はスクール開講準備。竹馬の竹を切る作業でした。

山田先生記事①

 

熱い熱いカンボジア

カンボジアの8月は、想像していた以上に暑い。汗が次から次へと流れ出ます。水分補給は大切だなと、本当に思いました。作業も一通り終わり、チャンター氏宅で夕食をいただいた後、いよいよ新スクール開校予定ハウスへ。現地で協力してくれている青年たちのバイクに乗っけてもらいました。彼らの存在は本当に心強い。

バイクに揺られながら周囲に目を凝らすと、そこは日本と全く違う光景でした。田んぼ、田んぼ・・・・。どこまでも田んぼが広がります。さらに驚きは、360度ぐるっと見回しても山が全く見えません。ヤシの木の間からは、遥か遠くに地平線が広がります。浜辺に立ち、水平線を眺めている感じですね。 いよいよこれから、オーナー宅でのカンボジア農村生活が始まります。

通じない言葉

オーナー宅は、夫婦と子ども(男14歳)の3人家族です。ちょうど今が稲刈りの時期で、とても忙しそうです。親戚?らしき人たちがいろいろ親切に話しかけてきますが、今の私にはカンボジア語が全くわかりません。名前やら年齢やら、次から次へと質問が続きます。その度に、虎の巻の「旅の指さし会話帳(カンボジア)」を片手に、身振り手振りを交え必死に答えます。ここ何十年もなかった緊張感です。

このルング村、まず電気が来ていません。もちろん水道もありません。いろいろなところから贈られた井戸が点在していてきれいですが、飲用としては必ずしも合格といえないようです。基本的にはどの家も雨水を水瓶に溜めて、飲用や調理、洗濯などに利用しています。

山田先生記事③

 

オーナー宅

オーナーの家もカンボジア特有の高床式です。屋根はトタン葺き、周りの壁も丈夫な板張りで、村の中ではかなりいい家だと思います。床面積は60m2くらいでしょうか。居宅は間仕切りがなく、ワンフロアワンルームという感じです。地面からの高さは2.5〜3mくらいあるかも。装飾を施した立派な階段があり、登り切ったところに玄関扉があります。

下履きは、階段上り口で脱ぎます。部屋の中は意外と閑散としていて、家具など置物が少ないです。蚊帳をつった寝床と壁ぎわには衣類などがかけられていました。私はこのワンルームの一角に寝場所を貸していただきました。天井は高いところは3m以上あり、湿度の高いこの地方に向いているつくりと言えるかもしれません。

カンボジア風リビングダイニングキッチン

ところで、高床の下(日本では床下に当たる場所)はどう使われていると思いますか。ここには4.5畳くらいの台(床高60cm位、竹の床板)が2つくらい置かれています。この台の上で来客と談笑したり昼寝をしたり、家族で食事をとります。客間兼リビング兼ダイニングというところです。

周りを遮蔽するものがないので風通しがよく、しかも暑い日差しも避けられる、これも理にかなった作りかもしれません。キッチンはこの高床にくっついていますが、すごく小さく食器も少なくて簡素です。ご飯を作るための燃料はマキのようでした。

 

山田先生記事②

 

ある意味衛生的?

この家の周りには、いろいろな家畜、動物が共存しています。豚、牛、鶏、水牛、アヒルなどです。犬、猫を含め、皆庭を自由に動き回っています。それを誰も気にする風もなくのんびりしたものです。食べ物が余ったりこぼしたりしても、どの生き物かがすぐ処理してくれます。ある意味、すごく衛生的かも・・・。

トイレ、シャワー(水浴び用)が整備されているのは意外でした。トイレは水洗に近く、終わった後手動ですが桶で流せます。便器も日本のそれと同じものです。またシャワーはトイレと一緒で、ユニット式っぽい感じです。水は溜めた雨水が多いです。水浴び(シャワー)は蒸し暑い日が置い個の国には欠かせません。ここは大切にしているんだなと感心しました。

いよいよ寝る時間です。

7時を過ぎると、あたりはどんどんくらくなります。電気がつかない。持ってきた携帯ラジオも当たり前な話ですが、カンボジア語放送のみ。もちろん読書もできるわけがない。

オーナーが敷いてくれたゴザと枕。これがこの国の農村のベッドメイクの標準でしょうか。ご好意に感謝しながら眠りにつくが、なかなか寝付けません。ヤケッパチでわかりもしないカンボジア放送をイヤフォンで聞きながら眠りにつきます。

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