参加者の声

【スクールVisit】生きるか死ぬかといった人々を支援対象にしたい(国際教養大学サビトラ所属、平野旭)

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こんにちは。

秋田県にある国際教養大学に在学している平野と申します。

今回、私の所属する、「行く、知る、広める」を理念に掲げて活動している、サービストラベルICC(通称:サビトラ)のスタディツアーでCBBさんにお世話になりました。

メンバーは変わりましたが、団体としては昨年度に引き続き2回目の交流となりました。

以下に今回のプログラムを通じて私の感じたことをまとめました。

スクールVisitに参加して感じたこと

今回のカンボジア訪問で、私はいろいろな“初めて”を経験した。

初めての発展途上国。初めての東南アジア。

聞こえてくる言葉は耳に馴染みのない言葉で、目に入ってくる光景にコンクリートはほとんどなく、木造建築の家を含め、木や砂、石など。農村で口にしたもの、食べ物のにおいなども、日本では経験したことのないものだった。

初めて“外国”に来ている感じがした。そんな国を訪れ、私の中で疑問が生まれ、それに対する自分なりの答えを見つけた。

「私が国際支援、国際協力を行う立場になったとしても、今回訪問したような地域へは支援を行わないだろう。私が行いたい支援の対象は、生きるか死ぬかといった、自分の力ではどうしようもない状況に直面している人々。」と。

 

今回私たちが訪問した村では、ほとんどが無職、小学校中退、お湯は出ず、鶏や豚と同じ空間に暮らす、といったことが”ふつう”だった。

もちろん、これらは、日本の生活水準と比べると、明らかに劣っている。

しかし、彼らの生活の中には“幸”があり、彼らの顔には笑顔があった。

トゥクトゥクのお父さんたちは「アジノモト」と声をかけてきてくれた。

子どもたちは、突然村に押し掛けた、見た目も文化も言葉も違う私たちに、臆することなく接してくれた。

スクールで行ったフルーツバスケットでは、授業時間外に友達を引き連れて、「もう一回やりたい」と声をかけてきてくれた。

今までに経験したどのフルーツバスケットよりも盛り上がったし、なにより私たち自身も楽しんでいた。

繰り返しになるが、子どもたちとは、言葉もろくに通じず、出会ってそう時間は経っていなかった。

本当に、「この世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔」なのではないか、そう思った。

そう思えるほどの笑顔があった。

NGOはお節介?

笑顔や陽気さがなによりの証拠であるが、彼らは、今の自分たちの生活に充足しているようだった。

先進国の余計なお節介になるような支援はむしろ必要ない。

実際、どこかの国のNGOが道路を舗装したが、原付のスピードが砂道に比べて出てしまうために、交通事故が増えたそうだ。

お金がなくても、仕事がなくても、それで生活が成立しているのであれば、余計な物資を送りこんだりしないことも、国際協力の一つなのではないだろうか。

何不自由ない農村の生活

CBBさんにお世話になった3日間で発展途上国の実状を見た気がする。農村部では未だに小学校中退者などがいる一方で、都市部では大学で海外を視野に入れて学問を学んでいる学生がいる。

一つの国の中でこれだけの格差があるというのが、今の現状だった。

しかしながら、農民たちは彼らのコミュニティの中で、何不自由ない生活を送っているようだった。

見知らぬ我々に対して、笑顔で温かく接してくれたり、声をかけてきてくれる国民性は農村部、都市部に関わらず、共通している部分があった。

今回の訪問を通じ、メンバー全員がカンボジアのことが大好きになった。

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