村に存在する職業しか知らない子供たち~言語習得で変わる未来~




皆さん、こんにちは。インターン生の本多です。

今日は、CBBの夏渡航でメンバーの皆さんが行ってくださった「映画プロジェクト」に参加してみて、現地で活動するインターン生の私がどのように感じたのか、お伝えしたいと思います。

「映画プロジェクト」を通して「将来」について考えてみる

今回行われた「映画プロジェクト」は夏渡航のメンバーが中心となって企画してくださいました。

子供たちに夢に関する映画を見てもらい、その映画を見た後にワークショップで子供たちに自分の将来の職業や夢について考えてもらう、というものでした。

約二か月にわたりCBBで先生として村の子供たちと接してきた私にとって、子供たちが自分の将来をどのように描くのか、どのような夢を持っているのか、とても興味がありました。

映画鑑賞後のWSでは、まず職業の名前をできるだけたくさん書くというグループワークが行われました。

その後、個人でどのような夢を持っているか、そして将来その夢を叶えるためにはどのような努力が必要か、を個人で考えるという内容でした。

そのワークショップを見ていて、「村の中に存在する職業しか彼らの頭の中にはない」ということに気づきました。

職業名を書くグループワークでも、自分の将来の夢を描く個人ワークでも、村の中に存在する職業以外の職業名が一度も出てくることがありませんでした。

グループワークでは八百屋、魚屋、建築などといった村での自分のたちの生活に関わっている身近な職業しか登場せず、個人の将来の夢でも一番大きな夢は医者か先生だったのです。

つまり、村の子供たちはみんな共通して「村の中にある職業の中で夢見ている」ということを知りました。

彼らは、初めから村の中で夢を見て、村の中で生きてゆく選択肢しか知らないということを痛感させられました。

それは、

・村という情報が入ってこない環境で生きているから

・身近な村を出て成功したロールモデルを知らないから

・経験が不足しているから

・子供たちに自分の未来を想像する力がないから

・夢を志すことができる環境にいないから

・自分の中で自分の将来を決めつけてしまっているから

理由はいろいろ考えることができます。

言語習得で変わる子供たちの将来

しかしながら、そういった環境にいる村の子供たちにCBBで日本語、英語を教える立場にいる私にとって、一つの疑問がわきました。

「子供たちは本当に日本語や英語を勉強することに意味を見出しているのか」ということです。

都会に出て働いたり、海外に出てみる、という想像ができている子供たちならば話は別ですが、村で生きてゆくという選択肢以外頭の中に存在しない子供たちは、本当にCBBスクールで学ぶ意味を分かっているのか。

だからこそ生徒の入れ替わりが激しかったり、毎日スクールに学習しに来る子供が限られているのではないか、と考えました。

確かに、彼らの言語習得も重要ですが、その前提としてなぜ言語習得が必要であるのか、英語と日本語を話せるようになったら何が可能になるのか、その意味を分かってもらう必要があるのではないかと思います。

誰でも言語教育が受けることができるCBBスクール。

そのよい環境を最大限に子供たちが生かしてゆくためにも、子供たちが村の外に目を向け、将来の選択肢を増やす機会をCBBでも設ける必要があるのではないかと思いました。

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