あの生徒はいま / 顔の見える支援

CBBスクール生徒:日本で働きたい、33歳男性

投稿日:2017年10月26日 更新日:

お世話になっております。長期インターン中の勝間田です。

最近は「みんなの日本語」という教材を使って授業をすることが多くなっています。

午前中に教材研究をし、何をさせようか、どのように教えていこうか考えています。

16時半から3人の生徒が日本語を学びにやってきます。

33歳、16歳、14歳の組み合わせです。

理由は、33歳の男性の方が日本に出稼ぎに行きたいからです。

あとの2人はその方についてきて一緒に学んでいるという状態です。

ただ、3人とも理解力が高く、家庭学習もしているため、覚えている単語量、ひらがなの読み方、書き方もすごいスピードでできるようになってきています。

「あいうえお」から始めて、様々な単語を覚えました。

また、あいさつ、年齢、出身などの自己紹介を相手とやり取りできるようになりました。

基本をおさえながら、これからも単語数を増やし、より良い発音で話せるようになったり、すらすらと読めたりできるようにしていきたいです。

「使える」日本語

しかし、33歳の方に焦点を当てた場合、それだけではいけないと思っています。

彼は日本に行って働くことが目的です。働く場所は多くの選択肢があるのだと思いますが、日本人と関わることだけは確実です。

そのとき、

・あいさつをすること
・簡単な会話ができること
・相手の言うことが理解できること
・仕事内容を確認できること
・自分のことを相手に教えられること

など、単語を覚えている、ひらがなを読めるだけでは通用しないことがたくさんあります。

彼は1月まで勉強したいと言っています。

それまでに、彼が日本に行って働いたときに使える日本語を教えていかなければ意味ありません。

実用的な日本語を彼らが使えるようにするための2つの方法

1つ目は働くときにどのような会話があるか、どんな単語が使われることが多いかをイメージして、優先的に教えていくこと。

おそらく工場などに勤務すると思うので、仕事を覚えたり、人と話したりするときに、ここで勉強したことが活かさせるようにできればいいと考えています。

2つ目は「みんなの日本語」の教材を使用し、日本語の文章を読みながら単語や話し言葉を学んでいくこと。

現在は「わたしは~です」「あなたは(彼)は~です」「これは~です」「あれは~の~です」など基本的なものを勉強しています。

残り約3か月という時間を逆算して、できる限り彼の日本への出稼ぎの手助けをできればと思っています。

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