参加者の声

「ありがとう」の大切さ。

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こんにちは。

武蔵大学1年、福山 まりなです。

さて今回は、10日間ほどCBBスクールで日本語教師として滞在していた時のことを振り返り、キーボードをカタカタと打ち進めようかとも考えましたが、既にインターン生の沼上順香さんがスクールでの報告をしてくれたので、あえて違った視点から文章を書いてみようと思います。決して自分は偉そうなことを言える立場ではないのだけれど、自分の思いを忘れないように綴ってみることにします。

 

 

誰かのために何かをしてあげる人ではなく、

誰かと共に何かを成し遂げられる人に。

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私なりに短い滞在期間で感じたこと。それは、「自分はカンボジアの子供たちに日本語を教えて あげる んだ」だとか「我々よりも貧しい生活を送る彼らを支援して あげている んだ」という気持ちを持って接していては、現地の人たちと同じ目線に立つことは出来ないということ。このような気持ちを特別強く抱いたことはなかったけれど、心のどこかで無意識的に彼らよりも上からの目線に立ってしまう自分がいたような気がします。

 

でも本当に大事なことは、

 

彼らひとりひとりに恵まれているものを見つけることが出来るのか。

 

彼らと一緒に何かをしよう、成し遂げよう、という気持ちを心の隅っこであったとしても常に据え置いておくことが出来るのか。

 

ということだと思いました。

 

これらの努力をすることは簡単そうに思えるかもしれません。言うことも実に簡単です。しかし、自身の母国語を教えるという立場でカンボジアを訪れていた私にとっては、上記の事柄を試みることは大変難しいものでありました。

 

ひとりひとりと目をしっかりと合わせ、同じ高さに立ったとき、私が彼らと共に出来ること、もしくは彼らだからこそ私と共に出来ることがきっと見つかるだろうなって思います。

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Thank you : 【名詞】 感謝「お礼」の言葉。

 

そしてカンボジアにいる現地スタッフにも、日頃日本国内で活動するメンバーにもそれぞれの生活があって、彼らの望む生き方や未来があるはずです。限られた時間のうち、その人がCBBの活動にどれだけの時間を費やすのか、その比重はきっと人それぞれです。でも、数年前にこの団体を創設した方々がいて。それを必死に今まで繋いできた人がいて。支え続けてきた現地のスタッフや国内の学生メンバー、インターン生、協賛者の方々、沢山の方々がいたことと思います。今までこの団体に関わってきた全ての人たちが積み上げてきたものが現在のCBBの形なのだと思います。

 

これまで携わってきた人たちに感謝することはもちろん大事です。でも、特にいま現在、日本やカンボジアでCBBという団体に関わる人たちがいることは決して必然ではないはず。偶然に偶然が重なって、いまそれぞれの手と手を取り合っている人達がいるということを絶対に忘れてはならないのだろうなって。これは、どの国際協力団体にも共通して言えることですね、きっと。

 

改めて感謝の気持ちを言葉にしたりすること、文字にすることってなんだか照れくさいし、「言わなくても分かるだろう」って後回しにしてしまいがち。でもCBBという団体が、今後も団体に携わる人たちへの感謝の気持ちに満ち溢れ、沢山の子供たちの笑顔を咲かせる機会や場をつくる存在であり続けて欲しいなあって思います。

 

こんな綺麗事を並べていても私自身が感謝の気持ちを伝えるってなかなか実践できていません。だからこれを機に、自分も『ありがとう』という言葉をもっと大切にできたらいいなって理想論を唱えてみるわけです。そしてこれは正規メンバーではない第三者の私だからこそ、照れずにここに残せるメッセージかもしれません。

 

 

最後になりましたが、2週間の渡航期間に素晴らしい出逢いと経験、沢山の笑顔の瞬間を与えてくれた日本人メンバー、住み込みの学生たちをはじめとする現地スタッフのみなさん、スクールの生徒のみんな、全ての人たちに感謝をして私なりの渡航の振り返りとさせていただきます。

 

本当にありがとうございました。また いつか。

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福山 まりな

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