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【ご報告】昨年行ったクラウドファンディングについて

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皆様、こんにちは。昨年、現地でインターンをしておりました松田です。

コロナウイルスの影響で毎日の状況が変わっていく中、皆様いかかお過ごしでしょうか。

 

本日は、昨年行ったクラウドファンディング『カンボジアで中退した中高生の復学を。日本人学生が応援!』のご報告をさせて頂きます。

※プロジェクト終了報告Ready for

 

成果

昨年9月2日から10月25日の期間で行われましたこのクラウドファンディングは、

住み込みプロジェクトに掛かる費用を集めるために実施致しました。

 

住み込みプロジェクトは、一言でいうと 中高生の復学支援をする プロジェクトです。

家庭の事情で学校を辞めざるを得なかった子ども達の復学をサポートし、

子ども達が再び学校に戻り、勉強することによって貧困の負のサイクルから抜け出すお手伝いをします。

 

皆様の御支援、御協力のおかげで、目標金額112万円を達成し、総支援金額は140万2千円となりました。

改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

 

 

住み込みプロジェクトで支援している子どもは現在7人。

両親が金融機関からお金を借りており、そのお金を返すために学校を辞めて働いていた子や、

カンボジア特有の制度、エクストラクラスに払うお金がなく学校を辞めてしまった子どもなど、

様々な理由で学校を退学した子ども達がいます。

※エクストラクラス 授業後に行われる有料授業のこと

 

昨年、無事に子ども達は復学し、毎日朝早くに起きて学校へ通っておりました。

毎日楽しそうに学校へ行き、「こんなことがあった~」と話す子もいれば、

久しぶりの学校で、勉強についていくのが大変で「学校に行きたくないな」と悩む子もおり、

インターン生もどうしたら良いのか悩む毎日でした。

学校の勉強に加え日本語も勉強する子ども達は、全員、彼らなりに悩みながらも努力していたと思います。

 

 

誰も想像していなかった世界に

 

しかし、一生懸命毎日頑張っていた彼らの気持ちを試すかのごとく、世界中でコロナが流行し始めました。

カンボジアでは、すぐに学校が休校。

私達CBBも政府からの要請により活動を自粛。

子ども達は全員実家に帰ることとなりました。

学校休校中の子ども達は、親の仕事を手伝ったり、プノンペンに出稼ぎに行ったりしていたようです。

 

 

約5か月間の休校期間を経て、学校は9月から始まりましたが、CBBの活動はまだ承認されておらず、再開できずにいます。

そのため、子ども達は自分の家から学校に通うこととなりました。

 

クラウドファンディングで皆様から頂いた寄付金も、活動できずにいるため、大幅に残っている状況でございます。

 

 

今後について

 

まだしばらくは政府からの承認が下りるまで、活動自粛をしなければならない日々が続きますが、

少しでも早くまた活動が再開できるよう努めてまいります。

また、皆様から頂いた寄付金は、大切に住み込みプロジェクト運用に使用させていただきます。

 

住み込みプロジェクトの進展状況については、こちらのCBBブログにて今後も報告させていただきたいと思っております。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

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