プロジェクト報告 / 現地のいま

エクストラクラス「CBBスクール」の今―農村の日本語学校

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みなさん初めまして!

この度、CBBで現地インターンをすることになりました
神奈川大学3年の鹿島早織(かしまさおり)です。

 

11月14日の深夜にプノンペンに到着し、
これから約5か月間こちらで働かせていただきます^^

 

そして早速16日から24日までの約一週間、
支援地であるコンポンチャム州・トムノ地区に行ってきました!
自己紹介は後回しにして、今回はトムノにあるCBBスクールについてお伝えします。

 

CBBスクールでは現在日本語の授業のみ開講しています。
日本語教師には夏休みに引き続き、元小学校教員の山田先生が11月初旬から講師を務めてくれています。

夏休みの授業は生徒が一度に70人も集まり、大盛況のうちに終わったのですが今回再び教室を開講してみたら生徒が10人ほどしか集まらないという現状に。

 

生徒が減って先生は残念に思っているだろうな、
生徒が集まりやすい時間に開講時間を変更しないとなあ、
と考えつつCBBスクールを訪れてみると――。

 

「生徒は少ない方が良いから、増やさないでほしい!」と山田先生。

CBBスクール3

(授業を行う山田先生)

 

予想に反した答えに驚く私に先生は、

「人数が少ない方がひとりひとりに目が届くし、

途中から参加する子のフォローもしやすい。

授業でやったことが定着していくのが感じられる。」

と嬉しそうに話してくれました。

 

 

授業の内容は自己紹介や数字やひらがなをとにかく復唱したり、ひらがなを書いたり。
現在は1クラス10人~14人、1日4クラス授業が行われています。
子どもたちはひらがなを書くことに苦戦しながらもみんな一生懸命で、先生も子どもたちに基礎を固めてもらうために
辛抱強く繰り返し教えていました。

IMG_2924[1]

(自己紹介をする生徒)

 

そして、山田先生の授業に強力なアシスタントが!!!
それは日本語を夏から勉強し始めた、高校生のソムナンです。

日本語の飲みこみが早く、学ぶことに貪欲なソムナン。
食事のときも辞書を片手にし、彼と会うと私はいつも日本語の質問攻めにあいます(笑)

 

夏休みのときは先生が頑張って英語を話して、それを現地スタッフのチャンターがクメール語に訳をしていましたが、今は先生の日本語をソムナンが訳して授業が進められています。

 

授業がとてもやり易くなっただけでなく、ソムナンのおかげで先生の農村生活が楽しくなったそう。確かに、親子くらい歳の離れた2人ですが、まるで友達のように楽しそうでした。たまにトラブルがあっても2人でちゃんと話して解決するそうです。

IMG_2925[3]

(授業の教材を作るソムナンと先生)

 

私が村の子どもたちの前を通ると、

「お元気ですか?」「あなたの名前はなんですか?」と声をかけられること、ひらがなを復唱する声を耳にすることがあります。

子どもたちからは、日本語をもっと学びたいという意欲が感じられました。

授業のカリキュラムやゴールをどこに設定するかなど、まだまだ考えるべきことが多々ありますが、国内メンバーと連携して引き続き頑張っていきます!

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