異文化体験

広がる格差~笑顔の裏に隠された思い~

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こんにちは。皆様お世話になっております。法政大学一年の芝崎琴乃です。

今回は約二週間のカンボジアへの渡航を終えて、感じたことを書こうと思います。

みなさんはカンボジアと聞いてどのようなことが思い浮かぶでしょうか。

発展途上国、貧困、アンコールワット、虐殺の歴史を思い浮かべる人もいるかもしれません。様々なことが思い浮かぶかもしれませんが、その多くはマイナスなイメージのものが多いと思います。しかし、カンボジアは貧しいばかりの国ではありません。首都であるプノンペンには車やバイクが大量に走り、高いビルやスーパー、イオンまで様々なものがあります。

また、アンコールワットなどで知られるシェムリアップには、カンボジア人以外の人々がたくさんいて、リゾート地のような雰囲気があります。都市部ではみなさんが思い描いているような、何もないカンボジアということはありません。むしろ、発展しているなと感じます。

ことの3

(▲シェムリアップにあるナイトマーケット。観光客でにぎわっていました。)

しかし、都市部の発展に対して農村はおいていかれ、どんどん格差は開いています。農村にある家はどれも木や竹や葉などで造られた高床式のものばかりです。スーパーなどはもちろん無いので、買い物はマーケットまでわざわざ行かなければいけません。遠くに住んでいる人は、買い物にも非常に時間がかかります。

そんな農村の子どもたちも学校に通っています。長い時間をかけて通学している子どもたちもたくさんいます。

私は自転車インタビューをした中で一人の印象深い男の子がいました。その男の子は前日の小学校でのイベントで、楽しそうにダンスを踊っていたのが印象的な子でした。勉強も得意なようで43人のうちで6位と好成績。しかし、インタビューのために家に行ってみると、親は出稼ぎに行っていて一人で小さな家に暮らしていると言うのです。

話している時の寂しそうな顔が忘れられませんでした。学校では楽しそうにしていても、寂しい思いを抱えて生活している子どもたちもたくさんいるのです。

ことの2

(▲親が出稼ぎに行っていて、親と暮らせない子どもがカンボジアには多くいます。)

その後、自転車を渡すことが決まり、贈呈式で再会しました。その時に、職業BOOKというものも一緒にあげたのですが、その子はもらったとたんにその本を読み始めました。ジェスチャーであげるということを伝えると、本当に嬉しそうな顔をしていて、この子は頭が良いし、勉強を続ければ伸びるのではないかと思いました。

この子の家は本当に貧乏だったので、学校に通い続けることが出来るのか分かりません。

しかし、私たちがあげた自転車のおかげで勉強を続けることができる可能性があがったのなら、自転車提供のかいがあったのかなと感じました。この男の子については、これからも様子を見に行けたらと思っています。

このような寂しい思いをしている子どもたちを救うためにも、親たちの雇用創出は重要な課題です。また、これからのカンボジアを担う子どもたちが十分な教育を受け、自分たちで未来を切り開くことが必要だと思います。私たちはそれをお手伝いすることに全力を注いでいきたいです。

ことの4

これからも、試行錯誤しながら教育支援を進めていきますので、ご支援よろしくお願いいたします。

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