プロジェクト報告 / 現地のいま

クラウドファンディングお礼~トゥクトゥク購入ご報告~

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皆様、いつもお世話になっております。

第6期現地駐在員の石出恵です。

8月も後半を迎え、私もカンボジアに来て4ヶ月が経過しようとしています。

現在カンボジアでは、中学校と高校は夏休みがスタート。カエル釣りや魚釣りに出かける生徒たちの光景は、日本でいうザリガニ釣りの光景と似ていて、夏休みだなーと改めて感じている今日この頃。

さて、本日はCBBスクールでのトゥクトゥク購入についてご報告させて頂きます。

私たちは6月13日~7月29日の間、クラウドファンディングサイトCAMPFIRE様にて、私たちが運営するCBBスクールに通う子どもたちのための送迎用にトゥクトゥク購入の資金を集めていました。

多くの皆様のご協力のおかげで、目標金額の30万円は届かなかったものの、50%である15万円を達成することができました。

皆様、本当にたくさんのご協力、ご声援ありがとうございました。

29日を過ぎてから、現地では、カンボジア人スタッフとともに15万円で購入可能なトゥクトゥクを探しまわっていましたが、先週やっとの思いで購入することができました。

当初想定していた新品の大型のトゥクトゥクは購入することができませんでしたが、中古品を見つけ、安く売ってもらうことができました。

◆購入したのは以下のトゥクトゥク2台です。

*トゥクトゥク大(生徒10人乗り)

クラファン3

*トゥクトゥク小(生徒6人乗り)

クラファン1

会計報告

【支出】
トゥクトゥク大購入 $505
トゥクトゥク大エンジン交換及び修理 $848
トゥクトゥク大バッテリー交換 $50
トゥクトゥク小購入 $600
トゥクトゥク小ペイント及び修理 $296.75
引き出し手数料$15
小計 $2314.75 = ¥243,049(プノンペン市内両替レート100円=$0.95)
振込手数料 ¥540+¥432
合計¥244,021

【収入】
クラウドファンディング¥142,500(15万円のうちCampfire手数料5%引き後)
自己資金¥101,521(会員費、企業協賛費、街頭募金、事業費より捻出)
合計¥244,021

運用開始!!

中古品であるため、購入後すぐに部品の交換や修理を行いました。

写真は修理の完成したトゥクトゥクです。部品の交換や修理費など集めた資金で賄いしきれなかった分は自己負担としました。

試験的に運用を始め、2016年8月15日(月)より本格的に生徒の送迎を開始しました。

地区ごとにトゥクトゥクが止まる場所を決め、時間になるとその地区の生徒が集まってきます。

「トゥクトゥクがあれば、、」

と言っていた小さい子どもたちもたくさん集まるようになり、以前より通ってくる子どもたちの地域が拡大することもできました。

ちょうどCBB国内メンバーのスタツア期間と重なったため、日本人がトゥクトゥクに乗車し、生徒の送迎を行いました。

生徒の家がわかったり、両親に挨拶したり、周辺の地理を覚えることができ、私にとっても多くの発見がありました。

トゥクトゥクを使って、CBBスクールに通えるようになった2人の兄弟をご紹介します。

お兄さんは13歳の3年生。

お父さんの職はなく、どこか気難しそうなお父さん。

家では豚の小屋の掃除の手伝いを行っているそうです。

勉強が嫌いで、あまり学校に行っていないというお兄ちゃん。

13歳で3年生ということは、通常より4年遅れている計算です。

「けいけい!」といつも背中をくっついてくるのは、この家の妹、12歳の2年生です。

クメール語の授業が好きだという彼女もまた、あまり学校には行っていないようです。

この兄弟がスクールに来たいという話を聞いたのは1か月前。

彼らの住む村、ドンパエン村のプロモーション活動で家庭訪問をしていたときでした。

「トゥクトゥクがあったらCBBスクールに来たい。」

そう言ってくれた2人の兄弟と、行かせたいと話してくれたお父さん。

クラファン4

(先日行われた授業参観にお母さんとやってきた兄弟。インタビューを受けてもらいました。)

トゥクトゥクの試験運用が始まった先週15日。

トゥクトゥク送迎の開始を伝えに、彼らの家にトゥクトゥクで行ってきました。

「CBBスクールの友達とCBBスクールの先生たちが好き!」

と言ってくれた2人。

現在、トゥクトゥクに乗車し、毎日元気にスクールに通い、英語を勉強しています。

最後に

このようにトゥクトゥクがCBBスクールにやってきたことにより、CBBスクールに通えるようになった子どもたちがたくさんいます。

これからトゥクトゥクを使用し、より多くの子どもたちに教育を届けられるよう、現地スタッフ・CBB国内メンバー・インターン生を含め、精一杯頑張っていきます。

まだまだCBBスクールには課題がたくさんあります。

しかし皆様の応援、本当に励みになりました。

もう辞めてしまおうか、とくじけそうになることも多々あります。

それでも皆様の想い、また子ども達の成長を、と思うとまだまだ諦めるには早いのかもしれません。

皆様、たくさんのご協力・ご声援、本当にありがとうございました。

まだ至らぬ点の多い新米NGOですが、是非、今後ともよろしくお願い致します。

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