国際協力NGO CBBは2011年の設立以降、子どもたちが学校に行けるように一貫して支援を行ってきました。
設立当初から継続している自転車支援。対象者は無償・有償あわせ289名に上ります。
自転車は「家事」と「勉強」の両立をもたらします。
自転車があれば時間に余裕が生まれ、勉学に時間を割くことが出来るからです。
そのため、退学のリスクを下げることができます。
実際、多くの地域で自転車を無償・有償(マイクロファイナンス)問わず提供してほしいという声は後を絶ちません。
しかし立ち上げ2年目の2012年。
支援した8名の子どもたちのうち7名は自転車の甲斐なく退学してしまいました。
最貧困の、明日食べていくお金が必要な子どもには無力な支援だったのです。
教育支援は一筋縄ではいきません。
そんな中、ついに親御さんに対して、雇用創出・所得向上のためのマイクロファイナンス4件を提供することができました。
まだ4件。でも自転車支援も5名から始まりました。
小さく確実に、意味のある支援に育てていきたいと思います。
これからまた多くの壁が待っているんだと思います。
(2015年9月6日 現地代表 高橋昌祐樹)