ママが恋しい働き者、タイ16歳 ~スタッフ紹介~




みなさまこんにちは。

現地インターンの酒井めぐみです。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

今回はカンボジア人スタッフ紹介の第二弾です。

CBBスクールに来てまだ一か月の新米スタッフ、タイを紹介します。

’今日はすごく眠いんだ。だって昨日は家族と会えてうれしくて、夜まで話してたから’

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(一番お気に入りのシャツ。キマってますね!)

‘今日はすごく眠いんだ。だって昨日は家族と会えてうれしくて、夜まで話してたから。’

月曜日の朝、ねむそうな顔をしながらタイがそう話してくれました。

タイは家族が大好きな16歳の男の子。日本の16歳の男の子はたとえ家族が大好きでも、照れてはっきりと周りには’家族が大好き’とは言わないことが多いですが、タイははっきりと家族への愛情を口にします。

彼の家族はお母さん、お兄さん、お姉さん、妹とタイの5人家族。お父さんはいません。

土日は毎週家に帰り、家族の手伝いをしたりお母さんのおいしいご飯を食べたり、とても楽しい時間を過ごしてるようです。

土曜日の朝、にっこにこしながら荷造りをし、最高の笑顔で’Good bye Megumi. See you on Monday(バイバイめぐみ。また月曜日ね!)’といってCBBスクールを去っていきます。家族に会うのがうれしくてたまらないのでしょう。

 

以前こんなことがありました。

私がパソコンで作業をしていると、横にちょこんと座りわたしの作業している様子をじっと見ています。そっとパソコンを貸してあげると、おもむろにワードを開き、なにか文章を打ち始めました。’i want to see my mother.  But i stay in CBB because i study English. I love my mother.(おかあさんに会いたいなあ。でもがんばってCBBで英語勉強するんだ!お母さん大好きだよ)’ という彼の本音がそこにはありました。

 

まだ16歳。中学校を卒業したばっかり。

タイはとてもしっかりしていてとても責任感があり、よく働きます。なのでみんな頼ってしまいがちなのですが、彼だってまだまだお母さんが恋しいお年頃。

その文章を見たときは,胸にぐっとくるものがありました。

弱音もはかずしっかりものの彼にはみんないろいろなことを期待して、わたしたちは彼を成長させようとたくさんのことを求めてしまいますが、わたしだけに伝えてくれたこの本音を大切にして、16歳の一人の少年として彼とこれからも向き合っていきたいと思います。

僕も怒ってるよ。だってめぐみが耳を貸してくれないから。

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(写真を撮られるのが大好きなタイ。そんなお年頃。)

タイは日本語よりも英語に興味を示しており、英語に重点を置いて勉強しています。

そんな英語の勉強中に起きた、彼のかわいさがあらわれた出来事。

毎週金曜日のテストの時間。わたしがクメール語で話した文章を、生徒がそれを英語で解答用紙に書くというものでした。

その日の生徒は男の子3人。最初は静かにテストを受けていたのですが、途中から彼らはおしゃべりをしだし、テストの回答について相談しはじめました。つまりカンニングです。

わたしは何度も注意したのですが、一向に辞めず、わたしのイライラもたまっていき、三人をバラバラにして一人ずつ順番にテストをうけさせることにしました。

はじめにタイを連れて隣の教室へ。1問2問と静かにテストを進めていると、その三人のうちの他の一人がやってきて、わたしがいくら あっちへ行ってて といっても、いっこうに去ろうとしません。

そしてついにまた相談をし始めました。またカンニングをし始めたのです。

わたしとしては、彼に英語を教えるためにわたしが必死にクメール語を勉強しながら一生懸命教えてきて、それを試す場がテストであって、タイが学んだことを定着できているのか知るための、彼自身にとっても、わたしにとっても指標になる大切なもの。

前日の夜中から時間をかけて準備したテスト。

それを台無しにされた悲しさと、ちゃんとテストに向き合おうとしない彼らへの悔しさで、イライラが大きくなり、

’私は怒りました! カンニングばかりするならテストする意味ない! もういい、今日はやめよう。 おしまいです!’

と強めに言い、彼らに背を向けて教室を去りました。 彼らからは ソーリーめぐみ、ソーリー という声は聞こえていましたが、耳を貸さず強制終了しました。

 

5分後、心が落ち着いたので、話をしようと思ってタイのところに行きました。

 

タイ。タイ!

と呼びかけても反応しようとしないタイ。 すると顔をそむけたまま ’I’m angry(僕は怒ってるんだ)’と言ってきました。  怒ってるのは私のほうだよ! と、思いながらも why(なんで?) と聞くと、こっちへ振り向き、目を真っ赤にして涙をためながら、悲しそうな顔をして’because Megumi didn’t listen(なぜならめぐみが耳を貸してくれなかったから。)’と答えました。

彼らがごめんなさいと言っていたのに、それをすべて無視して教室を出たことを言っていたのでしょう。

 

私は普段あまり怒らず、楽しい雰囲気ですごしているので、初めてわたしから怒られたことにびっくりしたのでしょう。 初めて見た彼の涙でした。

みんなからかわいがられるタイの、とてもかわいい出来事でした。

いっしょに頑張っていこうね!

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(サッカーが大好きで、将来はサッカーを教えられる先生になりたいとのこと。)

カンボジア人スタッフいちの働き者、タイ。

最近は先生にも挑戦し、15人ほどの小学生の子どもたちに英語を教えています。

 

なんでもできてしまうからこそ、たくさんの期待を受け、たくさん求められてしまう彼。

これからは彼の心の部分、彼のいろいろな気持ちにもっと寄り添いながら、一緒にすすんでいけたらな、と思います。

 

タイをはじめとし、6人のカンボジア人スタッフが現在CBBスクールに住み込んで、わたしたちと生活を共にしながら勉強しています。

みんな頑張り屋さんでかわいくて、とってもいい子たちです。

日本人の私たちも、まだまだ未熟ですが彼らとともに一歩ずつ成長していきたいと思います。

これからも応援、よろしくお願いいたします。

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