カンボジアCBB夏渡航を終えてー法政大学2年賀來なつみ




こんにちは。CBBメンバー、法政大学人間環境学部2年の賀來なつみです。
8月20日~9月12日の約3週間、CBBのメンバーとともにカンボジアへ渡航してきました。私はカンボジアへの渡航が今回で2回目でした。前回は3泊4日のシェムリアップ観光だったので、今回の3週間にわたる渡航は前回とはかなり異なり、得るもの、感じるものがすごく多かったです。そのことについて、ここに書きたいと思います。

今回の渡航で初めてプノンペンに足を運んだのですが、街並みを見て衝撃を受けました。東京にもあるような高いビル、新宿にあるような大画面、車の数、街のにぎやかさ、すべてに驚きました。ここ、ほんとに途上国なの!?というとひたすら思い、カンボジアの経済成長を実際にこの目で目の当りにした感じでした。

なつみ1

その衝撃のまま、3日後に農村へ向かいました。プノンペンから車で2時間くらいの距離しか離れていないのに、全く違う光景でした。藁や木で作られた家々、ガタガタで不安定な道、一面に広がる畑。これの都心と農村の違いがカンボジア内における格差でもあり、途上国のリアルなのだなと感じました。

その農村でホームステイをし、プロジェクトを実行したり、現地の人たちと交流したりしてきました。
親がアルコール中毒で働けず、出稼ぎに行き結局学校にいけない子、貧しすぎて十分に食事をとれていない子、栄養失調の子から、英語がペラペラで将来有望といわれている子、数学の先生や、通訳になりたいという具体的な夢を持っている子、さまざま子や家庭と出会いました。

なつみ2

私が一番印象に残ったのは、Ravyという男の子です。彼は現在23歳で高校に通っています。英語の先生になりたいといっていました。彼に関して強く心を打たれたのが、大学支援プロジェクトのおける、テストの回答です。「なぜ大学に行きたいのか」という問いに対して、「英語の先生になって、家族やこの村のひとたちを助けたい」と答えていました。家族を助けたいという回答は何となく想像できるものですが、「村の人たちを助けたい」という言葉にはすごく衝撃をもらいました。

この言葉から、少なくとも彼は、この村は貧しく、十分な生活を送れていない人がいることを認識しているのだな、ということが読み取れました。だからこそ、その言葉が出てくると思うし、この村の状態を良くしたい、自分の力でできることをしたい、そんな気持ちが感じ取れました。Ravyのような気持ちの子がたくさんいてほしいし、この村だけではなくほかの村にもたくさんいてほしいです。もしそういう子が増えれば、すぐとはいかないまでも、彼らが大人になって村に貢献して、それの姿を見て受け継ぐ子供たちがでてきて、貧困層と呼ばれる地域に少しでも変化がでるのではないかと思います。

なつみ4

しかし、その子供たちを育てるこの国の教育状況は、良いとは言えないと改めて思いました。ある学校の先生にインタビューを行ったのですが、進学へのカギを握る成績のつけ方を先生自身が把握していなかったり、お金をもらって成績をよくつけたりする現状が分かったのです。さらに英語の先生なのにあまりしゃべれていなかったり、通訳の方の英語をよく聞き取れていないということも見受けられました。あいまいに成績をつけられ、お金で何とかなってしまうのならば、どんなに強い気持ちを持って頑張っている子がいても報われるはずがない、そう思いました。

じゃあこの状況を変えるために何をする?と考えたら、すぐ答えは出てこないし難しい問いではあるけど、新たにこの国の教育状況が良くない理由を知ることができたことは、かなりの収穫でした。この状況を変える、もしくはこの状況下でも子供たちがしっかりとした教育を受けることができるような方法をこれから考えていきたいです。

なつみ3

私は経済成長だけでその国が変わるとは思いません。むしろ私が目の当たりにしたような、格差が広がっていってしまうと思います。現地の方も言っていました。「農村の人たちはお金がない。だから稼ぎたい。だけど能力がない。だから教育が必要なんだ。」と。経済成長だけでなく教育もかなり必要とされています。

今回の渡航で改めてそのことを実感しました。だから、これからのCBBの活動で、少しでもこの国の教育状況を変え、子供たちがしっかりとした教育を受けることができるようになってもらえたらなと思います。これからの活動がさらに楽しみになった、とても充実した渡航でした。

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