みなさんこんにちは。
現地インターンの鹿島です。
今回は、CBBが行っているマイクロファイナンスのプロジェクト「チャリ100」
の今と現地スタッフについてお話しします。
このプロジェクトは現在12の村にまで拡大し、更にお金の回収も1か月に1度に変わりました。その分、現地スタッフに前よりも動いてもらわなければなりません。
それぞれの村の村長からお金を受け取っているのは毎度お馴染みのスタッフ、チャンター。月初めに、以下のような流れで進めることになっています。
村長が村人からお金を集める
↓
チャンターが村長に電話をして、集まっているか聞く
↓
チャンターが回収、またはわたしが同行して回収
↓
わたしがチャンターからお金を受け取り、プノンペンのオフィスへ持って行く
△村長と支払の確認をするチャンター
しかし今月の初めにトムノを訪れた際、全ての村人から回収できた村は2つのみ。他はまだチャンターが集めに行っていなかったり、あと数人払っていない人がいたり。
なぜ今月はこんなにお金の集まりが悪いのかとチャンターに尋ねると、
「工場の給料の支払いが遅れてる」
だから締切を10日にして欲しいと。
いやいや、村人みんなが同じ工場に勤めてないでしょ?なんで給料の支払いが遅れてるの?などととつたない英語で聞いていくと、
「これは誰の失敗なの?全部俺の責任って言いたいの?」
と怒って口をきいてくれなくなりました。
村人にも村長にも責任はあるし、そういうことを言いたいわけじゃないのに!!!!(涙)
以下、マイクロファイナンスのプロジェクトでチャンターと活動して実感した多くのカンボジア人に当てはまる?特質です。
大変なこと① 都合が悪くなると論点をすりかえる
話をややこしくしたり、聞きたいことズレたことをずっと話したりすることがあり、話すのに根気が必要です(涙)
大変なこと② ちゃんとやるようにその都度言わないと、やらない。
他のスタッフに話を聞くと、お金の回収が進んでいないのは、チャンターが村長に電話をするのをサボったのが原因らしく。チャンターに村長へ連絡するようにこまめに言った月はすぐに回収し終わっていたそうです。
大変なこと③ 隙あらば怠ける。
マイクロファイナンスの回収のときに友達の家にばかり寄って進まなかったり、この前は自分のFacebookがブロックされたことに気をとられて仕事中にずっと携帯をいじっているときもありました。
これが当たり前。
12人の村長に何度もお金について電話をするのが大変なのは分かります。
でも、それを怠れば怠るほど次の月の回収が大変になります。(前は、村人が期限までに払えない分は村長に立て替えてもらっていたのですが、チャンターの連絡不足で村長が立て替えるのではなく翌月にまとめて払う人が多くなってしまいました…)
わたしも、チャンターにもっと強くやるべきことや仕事中怠けないことを伝えると同時に、気持ちよく働けるように感謝の言葉を忘れないようにしたり、こまめに連絡しなければならないなと思いました。
今はチャンターに振り回されている状態なので、こちらが振り回す側に回るくらいの気持ちをもって接していけるように精進します!
今年も1年ありがとうございました!
皆さま、良いお年をお過ごしください。