CBBスクールとは
CBBでは、2014年に地方部にて語学学校であるCBBスクールを開設しました。
モノの支援ではなく、「教育」という目には見えない価値のある支援を提供するために。
「コミュニティ」としてのスクール
私たちが目指すスクール像
片道1時間以内には日本人に触れ合う場所がない地方だからこそ、「文化センター」としてのスクールを。
カンボジア内で年々需要の増す、日本語人材を輩出する「日本語学校」としてのスクールを。
多文化共生を体現するスクールだからできる日本人インターンの受入、その「挑戦の場」としてのスクールを。
現在のCBBスクール
CBBスクールは、日本語と英語を学びたい子どもたちのために、毎日午後から授業を行っています。
そして現在、15名前後の小学生~高校生が毎日、日本語と英語を学びにスクールに通っています。
コロナ対策をしながらなので、大規模な授業は難しいですが、少人数で行き届いた教育を行っています。
授業時間は1コマ1時間ほどです。
基本的な文法の学習と並行して、生徒と先生がたくさん会話をするようにし、N5取得と実践で使える語学力を目標にしています。
なぜ日本語を教えるのか
いまだ後発途上国に数えられるカンボジア。
他のアジア諸国同様、アメリカ・中国・日本の影響力を随所に見ることができます。
アンコールワットのあるシェムリアップでは、日本語の話せるトゥクトゥクドライバーが多くいるのは言わずものがな、
政治経済の中心地プノンペンでも毎年日系企業の数はうなぎ上りとなっています。
そんな近況の中、何が起きているか。
それは日本語人材の需要が上がっていることです。それがもたらすもの、そう高い給与水準です。
一般的な月収として
クメール語人材$80~$150
英語人材$100~$250
日本語人材$120~$300(韓国語・中国語も類似)
クメール語人材でもマネジメント能力やITスキルのため$1000を超す人材はもちろんいますが、ここでは感覚的平均値を提示しました。
ここで村出身の子どもたちがこうした日系企業に勤めることができ、家族の中で一人でもこれだけの現金収入を得ることができれば、「貧困から脱する」という、多くのカンボジア人の夢が叶うのではないか、そう強く思います。
日本語=所得向上=貧困脱出のカギ
という一つの貧困脱出の手段として日本語を教え、またそれにより「彼らの人生の可能性が広がれば」本望です。
今後の展望
毎日掃除をし、きちんと挨拶をし、日本人と自然と交流する。
もちろん日本語一辺倒では逆に将来の可能性を狭めてしまうかもしれません。
そのため、まずは学校の勉強を優先して行わせ、英語、その次に日本語を学ぶよう生徒たちに推奨しています。