まずはオフィスを探すところから。不動産を使うと基本外国人向けか相当いい物件しか取扱いはないかと思います。日系もローカルもいくつかあります。英語日本語で調べれば出てくるのでここでは飛ばします。
一番確実にローカル物件を借りるには「現地人の力を借ります」
空き物件には「小さな白い紙」に電話番号が書いてあるのでそこを見つけてはひたすら電話します。
その際に水道周りやいわゆる日本で不動産を探す時と同じことを確認します。ただセキュリティだけ別物。泥棒が簡単に入ってこれないか、その地区の治安は大丈夫か絶対確認しましょう。通りが1本変わるだけで治安に天と地の差がありますので気をつけましょう。
そして何故か何人が住むかを必ず聞かれます笑
地域さえ決まっていれば、その地域の全て(僕の場合は5軒)を見て直感で決めます。
決める前もかなり大変だったのですが、決めてからも大変。
うちは4ヶ月分前払いでした。1ヶ月分で大丈夫と日系雑誌で読んだことがありますが現地人に言わせれば4ヶ月分前払いは普通だそう。僕らの場合カンボジアの選挙と被ってしまい役場の人、警察共に忙しいということで中々契約が進みませんでした。
そのためまずはオーナーに1ヶ月分の家賃を手渡し。そのまま鍵をもらい掃除開始です。笑顔の素敵なオーナー。
後日この地区の代表と契約書を交わします。パスポートコピー、証明写真3枚を渡し、簡単な質問に答え、拇印。そして残りの家賃を払います。といっても相手は地域の代表なので緊張します、というか怖かったです。賄賂はいくら渡せばいいんだろうとずっと考えてましたが一切そんな話にはなりませんでした。最後にはパシャリ。
またまた後日、今度は警察署。ここでも証明写真と簡単な質問に。なんかあったら守ってあげるからいつでも電話しなさいと。優しさにビックリ。しかもここでも賄賂のワの字もなく。
ミソはとにかく現地人の協力者を得ること。今までの契約で必要だったオーナーとの会話、地区代表との契約、交番での色々、ここで英語が喋れる人は誰もいませんでした。事情が分からない外人がローカル物件を借りるのはほぼ不可能なので、絶対信頼出来るカンボジア人を見つけるか、不動産屋さんを使って高くても安全な物件をオススメします。