カンボジア選挙結果速報。アラブの春の再来となるか。




こんにちは。
カンボジア中学進学支援NGOCBB現地代表、法政大学4年高橋昌祐樹(@masa_masayuki)です。

28年にも及ぶフンセン首相率いるCPP(人民党)による独裁政権が続くカンボジア。

7/28(日)は紛争後の大きな分岐点となる下院選選挙でした。

最大野党はCNRP(救国党)。

元々の議席数は全123議席中はCPPが90議席、CNRPが29議席。

野党選挙キャンペーン

事前の選挙活動ではプノンペンにおいては圧倒的に野党優勢。

毎日のようにチェンジと叫ぶ野党サポーターの若者たち。

おかげで街中が渋滞していました。

しかし一方農村部では依然として与党が強いようです。

しかし今回の特徴はアラブの春を彷彿とさせるソーシャルメディアの力。

プノンペンほか大都市の多くでは「チェンジ」を唱える最大野党を応援する若者の声が多く見られました。

Facebookを主とした情報が入りやすい都市部ではフンセン首相の腐敗が認知されていたためです。

1つはベトナムがカンボジアの土地を不法占拠している点。フンセン首相はベトナム政府の後ろ盾で紛争の主導権を握り、今に至るため黙認しています。

そのため野党が勝った場合はベトナムとの戦争が勃発するのではないか、という声も多くのカンボジア人から聞きました。

以下Free Radio Asiaの動画。

今回の選挙の実態がすごくよく分かります。

実際ステンミンチェンというプノンペン近くの地域で発砲事件があり、コンポンチャム、バッタンバンでも暴動が発生ということで、僕もカンボジア人に相当心配されました。

お店も多くが閉まり、現地人みんなから「気を付けてね」と言われる物騒な一日でした。

http://cdnapi.kaltura.com/index.php/extwidget/openGraph/wid/0_4oiifk6d

こちらのサイトの写真も分かりやすいです。
http://www.dap-news.com/2011-06-14-02-39-55/69277-2013-07-28-09-59-43.html

選挙速報では現政権与党CPPが68議席、対する最大野党CNRPが55議席。

しかしこの結果は不正ではないか…?と唱える声が絶えません。

Facebook上で一部行われていた開票結果シェア、国際監視団がチェックしていた投票所の多くでも野党優勢。

Facebook、Twitterの情報はもちろん全てではありません。

しかしプノンペン、コンポンチャム、バッタンバンといった大都市では野党優勢という友人の声、Facebookのシェアでした。

※最大野党CNRPが勝利宣言をした情報がFacebook、Twitterで拡散していますが、こちらはミスリリースだとCNRP側が認めました。

ただでさえ人口も1300万人と少なく、ポルポト時代の負の遺産を背負うカンボジア。

この国には未だこれといった産業がありません。

プノンペンでの強盗は日常茶飯事です。

そこでまた政変が起きて更なる治安悪化を招いたらどうなるのでしょう。

アンコールワットによる観光産業で食いつないでいるこの国にはひとたまりもありません。

一方今回チェンジが起きなければ、声なき弱者はいつまで耐え続けなければいけないのでしょう。

東南アジアの安定支配を目論むアメリカ、カンボジアをゆくゆくは支配したいと考える隣国ベトナム、莫大な支援・投資をしている中国、アメリカがバックする国連。大国の思惑で揺れ動くアジア最貧国カンボジア。

しかしどこの情報を信じればいいのか。

テレビは独裁政権の影響下。

国連は監視団の派遣はしているもののアメリカ寄り。

Facebookを主とするソーシャルメディアは断片的かつかなり限定的な情報です。

以下、参考URLです。
HNK
AP通信
ロイター
Voice of America Khmer
これだけ暴動が起きているにも関わらず、海外メディアは暴動について一切触れていません。。

 

ただ今回間違いなく言えることが一つだけあります。

ソーシャルメディアを武器にしたカンボジアの若者たち。

少なくとも彼らは確実に民主化へのチェンジを求めて動き出しています。

※追記。翌日の日本のメディア報道です。
日経新聞
AFPBBnews
MSN産経ニュース

※上記は全て私個人の見解によるものです。間違いがある場合は訂正致します。

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