お世話になっております。CBB短期インターン、信州大学4年の武村です。
カンボジアでは11月21日から23日までの間、水祭りという大きなお祭りが開催されていました。
私はCBBスクールの村で水祭りの期間を過ごしたので、
今回は村での水祭りの様子をお伝えいたします。
水祭り一日目
水祭りの期間中は村の周辺に多数あるパゴダ(お寺)で様々な催し物があります。
初日は大きな花火があがるのを見ることができたほか、
パゴダの広場に大きな舞台が設置されて歌や踊りが披露されました。
どれも現地の伝統的な歌や踊りだったようで、衣装がとても綺麗でした。
舞台の周りには大きな人だかりができており、
どこから集まってきたのかわからないくらいに多くの人々がいました。
また、スクール周辺の村出身のメコン大学の学生も祭りの期間に合わせて帰省していたらしく、
久しぶりに再会することができました。
個人的にはパゴダの中に設置される移動式遊園地が非常に興味深いものでした。
日本では観覧車は景色を楽しむためにあるものですが、こ
ちらでは絶叫マシンの一つと考えられているらしく超高速でスピンしていました。
あれほど叫び声が聞こえる観覧車を見ることは、もう今後の人生でないのではないかと思っています。
そのほかにも超高速メリーゴーランドや超高速ミニチュア列車など目を見張るようなアトラクションがたくさんありました。
水祭り二日目
水祭り二日目は主に屋台の食べ物を食べ歩きました。
バッタや蜂の子の佃煮があったほか、小鳥の丸焼きのようなものまでありました。
また、ゆで卵を食べようと思って買ったところ、
殻をむいてみると中から成長途中のひなが出てきてとてもびっくりしました。
こちらではよく食べられているものらしく、
私も頑張って食べたのですがやはり普通のゆで卵のほうがおいしく感じられました。
水祭り最終日
水祭り最終日は現地の友達と一緒にたくさんのパゴダを見て回りました。
どのパゴダでもクラブミュージックが流れており若者が集まって踊っていました。
私はクラブで踊ることが苦手なので何か屋台で買って食べたり現地の子供たちと喋ったりしていたのですが、
生徒にばったり出くわしたところから腕を引かれて参加することになりました。
こうやって現地のお祭りに参加することも新鮮な経験だったのでとても楽しむことができました。
しかしやはり踊る恥ずかしさを拭うことができなかったので、
今後機会があればダンスを習おうと密かに決心しました。
一通りパゴダを回った後は、一年間の降水量を占う儀式を見学しました。
写真にある通り、笹でくるんだ房のようなものを竹の棒に吊るし、それぞれの房を燃やします。
房はそれぞれ2019年の上旬、中旬、下旬を表しており、
房の燃え方の違いからどの時期が最も降水量が多いのかを知ることができるというものでした。
ちなみに今回の占いでは2019年の上旬に最も降水量が多いという結果が出たらしいです。
まとめ
という事で今回はCBBスクールのある村で過ごした水祭りの様子をお伝えしました。
仏教が生活の奥深くにまで根付いているという背景があってなのか、
こちらのお祭りは家族全体、村全体で参加しようという気持ちが強いように感じました。
そして現地の子供たち、高校生たちがとてもたくさんお祭りに参加しており、
とくに高校生たちは朝まで踊っていたのでカンボジアの若いパワーを肌で感じることができました。
プノンペンでの水祭りは規模が大きく素晴らしいものではあると思いますが、
観光客の全くいないカンボジアの農村での水祭りは
その土地の伝統や文化を深く感じることができるので
興味のある方はぜひ参加されてみてはいかがでしょうか?