プロジェクト報告 / 現地のいま

【カンボジア×合同インターン】新インターン生自己紹介~東京都立大学院 三井崚平~

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初めまして!東京都立大学大学院修士2年(休学中)の三井崚平と申します。

大学・大学院では土木工学について学んでいます。

2021年5月4日~2022年3月末までインターンに参加します。

この記事の目次

経歴

まず私の経歴となぜ発展途上国に興味があるかを記したいと思います。長くなりますが、読んでいただけると嬉しいです!

私は幼少期から旅行で様々な海外に行かせて頂きました。なので、異文化や価値観みたいなところはすごく興味がありました。異文化や価値観といっても、この頃はただ、海外旅行で日本にはない文化や海外のフレンドリーな人を見て楽しんでいるだけなんですけどね。

将来的には一人で海外を周りたいと思っていたので、中学校から始まる英語教育を楽しみにしていました。でも、いざ始まってみると、机上の勉強だけで、高校まで勉強しても話せるようにはならないなと中2くらいで悟りました。なので、高校1年生の7月から高校2年生の6月まで1年間アメリカに留学をしました。「何も聞けない、何も話せない」状態で留学しましたが、なんとかやり切りました。というか、辛かった思い出なんて1つもなく、人生で一番楽しかった1年でした。

留学後に一番感じたのは、日本との教育制度の差でした。自分の意見を発信することを常に求められることはもちろん、自分の好きな授業を取ることが出来るなど好きなものを自発的に伸ばすような環境が整っていました。ちなみに通っていた高校は同じ時間割を月から金まで受けるので、体育を取ったら毎日体育があるんですよ、すごいですよね。余談はさておき、留学後、私は高校生ながら一丁前に「このままでは日本はグローバル社会に置いてかれる、私が日本産業を牽引して見せる」みたいなことを考えていました。なので、グローバル人間になるために東京都立大学のグローバル人材育成入試を経て、土木学科に入学しました。

ただ、留学後アメリカかぶれになった私は、日本の学歴社会、給与や体裁を気にする文化に疑問を持ち、大学受験の際も学歴ってものがほんとにばかばかしく思いました。「そもそも学歴なんて必要なのか?」と考えました。そこから、「大企業に就職するためには学歴が必要だ」→「あれ、仕事ってなんだ?」→「生きていくためには稼がないといけないからするものか」→「あれ、生きるってなんだ?」→「なんで生きているんだろう?」なーんてことを考えてるうちに「人が生きている意味」について本気で考えてました。全く本を読まない私ですが、この頃だけでは、受験期にもかかわらず、本をいくつか読みました。それでも答えは出なかったです。出なかったですけど、少なくとも「私一人が死ぬまでに1万人の生活を豊かにできれば生きた意味はある」という結論に至り、人生の目的として指針にしています。もちろん、これには賛否両論あると思いますが、私としては自分で考えた大事な軸なので、これで行こうと思います。

人生の目的は大学受験期に決まりましたが、とくに何系に就職したいとか大学で何をやってみたいとかは決まっておらず、少し橋が好きだからという理由で土木学科に入学しました。ある日の授業で、講義に来てくださった開発コンサルタントの方のお話を聞く機会がありました。発展途上国で井戸を作ってきたという話を聞いたときに、本当にビビっときて、「やりたいことはこれだぁぁぁ」と思ったと同時に、いつかは自分の専門知識を活かして発展途上国に貢献したいと強く思いました。これが発展途上国と交際貢献に興味を持ったきっかけです。その後は、発展途上国に住んでみたいと思い、マレーシア工科大学の土木学科に留学しました。そして、今度は実際に働いてみたく、今回カンボジアに来ました。また、余談になりますが、親が海外旅行の行先を一度だけ私に委ねてくれたことがあり、中学2年生のとき私が行きたいといったのが、カンボジアでした。なので、今カンボジアに住んでいるのが感慨深いです。

なぜCBBなのか

国際貢献に興味を持ってから調べて分かったことがあります。それは国際貢献の携わり方は本当に多岐にわたるということです。公的アプローチを取るJICAやビジネスアプローチをとる総合商社、マネジメントを行う団体から現地で技術提供する民間企業などなど。いつかこの国際貢献のフローに入る身として学びたいことが二つあります。

一つ目は、現地の目線です。上記したように国際貢献は何層もの業種が重なってできていますが、どの層に張入っても現地の人が何で困っているのかという目線は持っておきたいです。

二つ目は各層の違いです。マネジメントやミドルマネジメント、最前線の技術提供団体はそれぞれどんな役割を担っていて、どんな能力が必要とされるのか。これが分かることで将来、私が熱をもって発展途上国に携われる環境を見つけることが出来ると思っています。例えば、発展途上国に必要なのはビジネスだと考え、総合商社に入ったが、マネジメントが主な業務で現地に貢献している感じはないといった話を知人に聞くことはあります。もちろん、その方がそうなだけで他の方は違うのかもしれません。それでも、熱を持てる環境探しはものすごく大事だと思います。なので、プロジェクトの大小の差はあれど、一つのプロジェクトを企画から実施まで担うことが多い現地NGOであれば、マネジメントやミドルマネジメント、最前線の企業の側面が全て見えてくるのではないかと思いったのが、CBBにした最大の理由です。そこに、コロナでも行ける環境、有給である等の理由が重なったといのもあります。

とにかく、CBBでは、プロジェクトの企画から実施を積極的に担うことで、何層も重なる国際貢献社会の縮図と捉えて各層の違いを学びたいと思っています。応援よろしくお願いします!

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