スオスダイ!
カンボジア現地インターンの鹿島早織です。
農村に滞在していたとき、突然「明日、妹の結婚式があるんだけどサオリも来る?」
と現地スタッフのチャンターに誘われました。
カンボジアでお祝い事がどのように行われてるのか知りたいのはもちろん、実はわたし、物心ついてから結婚式というものに出席したことがなかったのでわくわくしながら行ってみました!
今回はその様子をレポートします^^
結婚式に出席するにはまず、正装をしなければなりません。外国人も例外ではなく、わたしもチャンターの奥さんの服を借りることになりました。ブラウスはスパンコールや刺繍でキラキラ、手作りなので一着200$くらいするそうです!(実は、この服は若い女の子はあまり着ないらしく、同じ年くらいの子から「なんでそれ着てるの?」とちょっと笑われました…)
会場は新婦の家の庭で、10個のテーブルにそれぞれ7~8人が着席。
会場全体で100人と言ったところでしょうか。
▲即席のテントが設置されます
式は午前10時から午後6時くらいまではみんなでご馳走を食べる時間。1時間半から2時間のスパンで人が入れ替わり、新しい料理が運ばれてくるので参加者は500人を超えるそうです。
出席者が入れ替わる度に新しく料理が振る舞われます。
農村の中流家庭でも、結婚式に約3000$かかるのも頷けますね…。
▲テーブルごとに出される料理
ご飯を食べているときに、主役である新郎新婦を見る機会はそれほど多くはなかったのですが(日本のようにスピーチや余興はありません)、チャンターの計らいで2人と写真をとることができました!
▲新婦さんが美しくて、緊張。
2人とも今21歳で、高校卒業試験に2回落ちてしまったので、きりがいいところで結婚しようということになったそうです。日本だと男性の収入が安定してから結婚というケースが多いと思うので、これにはとても驚きました。カンボジアで結婚する年齢は一般的に18歳から25歳で、農村だと20歳までにということが多々あるそうです。
そして午後6時過ぎ。
ほとんどの人が食事を済ませた頃、周りの人達がスピーカーから流れる音楽に合わせて踊り始めました。
私はここで一旦家に帰り、9時ごろに会場に戻ってみてびっくり。昼間いなかったおしゃれをした若者も加わり、ここはクラブ?!と思うほどみんなが踊りまくる踊りまくる。農村に滞在中、毎晩村中に響き渡る重低音はこれだったのかと納得。
村でのお祝い事やパーティーでは、必ず大音量で音楽を流すようです。
ダンスは深夜まで続きました。
▲ダンスを踊る若者たち。実際はもっとアクティブな感じです(笑)
現地の人の話によると、これでもまだ質素な結婚式だそう。
お金が無くても結婚式は豪華に、親戚も近所の人もみんな呼ぶ。
カンボジアの農村ならではの、家族やコミュニティを大切にする様子が伺えました。
みんな温かく迎えてくれるので、カンボジアで結婚式に誘われた際はぜひ気軽に参加してみてください♪
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