「最近稀に見る大失敗だね」
そう代表の高橋に言われてしまったスクール×シェアハウスのイベントについて、シェアハウスのプロジェクト担当の私、伊藤陽子がその概要と反省についてお伝えします。個人的には書きたくないのですが、やはりこうしてCBBのブログを見てくださっているみなさんにはCBBの活動の成功だけでなく、失敗も知っていただきたいという思いで今キーボードを打っています。
スクール×シェアハウスイベント(CBBスクールのイベント)とは、以前ブログでも少し載せた通り、シェアハウスの学生が授業がない3月5日の土曜日にスクールに出向き、スクールに通っている高校生に対して、「大学とはどのようなところなのか」「大学を卒業して将来は何の職に就きたいか」などを発表するものです。
具体的にどのようなプログラムだったのかというと、まずはシェアハウスメンバーのマウ、スレイノイ、スレイニッチ、CBBメンバーからは私がそれぞれ大学についてプレゼンテーションをしました。
シェアハウスの学生はみな堂々としており、しっかりとスクールの高校生の方を見て話していました。 高校生たちも静かに彼らの話を聞いていました。
次に日本に留学しているカンボジア人の方の動画を見てもらいました。 留学している理由や留学で何を学べるかなどを話していただいた内容です。 しかし音が小さくてあまり聞こえていない生徒もいたようです。また生徒たちはその動画に興味があるのかそうではないのかよく分かりませんでした。
最後はみんなの夢を模造紙に描いて終わりました。
高橋に冒頭のことを言われたときは、よく分からない悲しさと、私のせいじゃないというイライラの気持ちが湧き上がってきました。 なぜなら私はこのプロジェクトに関して、シェアハウスの学生にプレゼンを作ってもらうのも頼んだし、学生たちをスクールに連れてきたし、自分の仕事は果たしたと思っていたからです。
しかし今ブログを打ちながら考えることは、このイベントには失敗と言われる要素があり、それには私の責任もあるということです。
まずこのイベントの目的「大学のことなどを知り、自分の進路について考える」が生徒に伝わっていたのか、ということです。 そして私の中でも目的をきちんと把握していなかったことです。
プロジェクト後に学生代表の常岡は、 「このプロジェクトで農村出身の大学生が、農村の子どもたちに何かを還元する、その一歩にしたかった」と話しました。 しかし私はそのもう一つの目的を国内で何回も聞いていたのにも関わらず、ただ「スクールのためのイベント」と思って活動していました。
常岡が言っていた目的をしっかり把握していれば、スクールの生徒とシェアハウスメンバー相互により良いイベントを、自分が責任を持ってつくれたかもしれません。
目的の不明確さはよくCBBの活動で指摘される点です。 その不明確さをなくしていけるように自分は頑張っていきたいです。