こんにちは。法政大学経営学部1年の松永です。
今回は僕が参加している石鹸プロジェクトについてお伝えします。
カンボジアに限らず多くの発展途上国では、水や衛生関連のインフラが十分に整備されておらず、感染症が広がりやすくなっています。
そこで浮上したのが石鹸プロジェクト。石鹸の殺菌作用はすさまじく、手についた95%の菌を除去するといわれています。ウイルスに感染する主な経路は手→口ですから、手を殺菌することによって感染の可能性を減らせるのです。こういうわけで、僕たちは石鹸プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトには3つの達成目標があり、それら一つ一つを段階的にクリアしていこうと考えています。すなわち、
1.石鹸への意識付け。
2.石鹸での手洗いの定着
3.現地で石鹸産業を興し、新たな雇用を創出。それによって、より多くの子供たちが学校に通えるようにする。
この3つです。今回の夏渡航では、第一段階の「石鹸への意識付け」を行います。成功次第、順次段階を進めて行きます。
では簡単に、今回行う第一段階プロジェクト「石鹸への意識付け」の説明をさせていただきます。
まずは子供たち向けにサッカーイベントを開き、多くの子供たちに来てもらいます。サッカーによって彼らと親睦を深めたのち、「サッカーなどの野外活動をした後の手はこんなにも汚れていて、綺麗にしないと病気になってしまうかもしれないんだよ。でも石鹸で手を洗えば大丈夫!」ということを紙芝居によって説明します。
そして、石鹸の扱い方を記した紙とともに石鹸100個を子供たちに配布します。石鹸配布に加え、5家庭にアンケート調査も行う予定です。家族構成、衛生状態、衛生への意識など、いくつかの質問項目に答えてもらい、今後の支援に役立てます。なお、この5家庭には手洗い指導により力を入れ、石鹸普及の中心となってもらいたいと考えています。
以上3点、イベント実施・石鹸配布・アンケート調査を行って、今回の第一段階プロジェクト終了となります。
第二段階「手洗いの定着」を達成できるよう、できる限り子供たちを呼び、衛生への注意を呼びかけてまいります。
CBB一同、カンボジアの農村に新たな「良いサイクル」が生まれることを目指し本気で活動していこうと思います。応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。