こんにちは!スオスダイ!合同インターンに参加中の石黒春花です。
最近身近なクメール語を覚えては忘れを繰り返しています(笑)
行動が制限される中だからこそ、今できることを探して1歩でも2歩でも進もうとしております。クメール語ってカタカナで見るのと音を聞くのではまるで違う!面白いけれど難しい!たくさん口に出して頑張ります!
今日は、とっても濃かった1日についてお話ししたいと思います。
Hostelのスタッフさんのお話
私たちインターン生は現在プノンペン市内にある同じホステルで生活をしています。ここのスタッフさんはみんな温かくて素敵なのですが、その中の1人の方の人生のお話が深く心に響いたのでここで少し紹介します。
このスタッフさんは明るくてハツラツとしているのですが、その背景には長い苦労があったといいます。
村出身のこの方は高校でプノンペンに出ることを決心したそうです。村では代々家業を継ぐのが当たり前で、兄弟の中で1人異なる道を選ぶこと自体に理解を得るのも難しい。プノンペンでの日々は、服もなく食をつなぐので精一杯。裕福な人々から敬遠され、英語も話せない中独学で努力したそうです。
そんな中NGOの活動に助けられ、奨学金を借りて大学に進学したそうです。そこでツーリズムを学び、今に至るといいます。借りた奨学金はそのNGOに返し、そのお金が次の子たちへの奨学金になる仕組みだと教えてくれました。そして循環するのはお金だけではなく、知識や経験、感謝だと。
この話を聞いてすごく気が引き締まりました。NGOの活動で1人の人生がこんなにも豊かになる。でもそれは真剣に向き合った人がいたからこその結果だと感じました。その場にいたインターン生のみさきさんとお互いの感じたことや今後について話しました。子どもたちの可能性を信じ続けること、一人間として彼らを尊重し向き合うこと、活動を継続することの重要性…様々な思いが溢れてきました。日々葛藤しながらも考え続け、そして動き続けようと心から思いました。
初散歩
そんな素敵なお話を聞けたこの日はロックダウン延長になった日でもありました。しかし、私たちの地域は週三回までの外出が許可されたため、以前より街に活気がありました!
快晴の中私とみさきさんも感染対策をし散歩をすることに決めました。カンボジアに来て初めての散歩!緑の匂い、夏の空気、トゥクトゥクの絶え間ない勧誘、砂埃、すべてがうれしく感じました!
そして初タックオンパウ(さとうきびジュース)を飲みました。作り方の豪快さにまず驚き!自然の甘さと爽やかな風味が美味しい!タックオンパウ覚えるぞって宣言したはずがこの日の夜にはまた忘れ…みさきさんに何度もテストされました(笑)
まだまだ感染は拡大しているため気は抜けませんが、少し前向きになれた素敵な散歩でした。
ダエンとの初電話!
この日の夜はCBB住み込みメンバーの1人であるダエンと電話をすることができました!!
短い時間でしたが「はるか」「りょうま」と新インターンの私たちのことを呼んでくれました…すごい!学校が閉まっている今、彼は働きに出ていました。しかし家族と過ごしていること、元気でいることが確認できてよかったです。
そして何よりダエンの日本語の上手さに驚きました。「継続は力なり」とはまさにこのことだと感じました。コロナの状況が悪化して以降CBBに行けなくなってしまったみさきさんとも久しぶりに顔を見て話せてとっても嬉しそうでした。そんな姿を見て、これまでのインターン生、そしてコロナ禍でも挑み全力を尽くし続けているみさきさんからのバトンをきちんと引き継がねば、と強く思いました。
今後もダエン、ポンが少しでも日本語に触れられるよう、定期的に電話をしていく予定です!そしてYouTube作成も着々と進んでいます!どんな状況でも絶やさず学習の場を設けられるようインターン生一同知恵を絞って頑張ります!
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。