皆様、いつもお世話になっております。第6期現地駐在員の石出恵です。
水祭りで祝日になった3日間が終了しました。
初めての水祭りも、プノンペンではリバーサイドへ、そしてコンポンチャム州ではCBBスクール近くのトムノップ市場のお寺に行って生徒とともにカンボジア流の楽しみ方で楽しんできました。
(会場であるお寺に着いて1分後。ベビーパウダーで真っ白になりました。(笑))
本日はCBBスクール増築のご報告をさせて頂きます。
夏休みになりCBBスクールに通う生徒が80名を超え、13時~15時の時間に生徒数が集中していました。
多い時には60人以上の子どもたちがこの時間帯に勉強をしに来ていたため、いすや机、教室がいつも足りない状況が続いていました。
夏休みが終了した現在も、13時~15時、また18時~19時の時間帯に多くの子どもたちが通っています。
そのため、できるだけ最小限のコストで教室を増築させることを決定し、現地スタッフのお父さんやスタッフたちの力を借りて、何とか材料費のみでの手作り教室の増築に成功しました。
完成した教室の様子はこちらです。
(完成した教室。2クラス分です。)
(こんなところからできていきました。日数は1日だけ。)
(屋根はトタンです。)
(完成した教室で早速勉強を開始した日本語クラス。)
黒板、机やいすなどの備品は以前からのものを使用しています。
会計報告は下記になります。
材料費:木材$85.5、トタン屋根$105、電気・照明$11.625
合計:$202.125
2016年3月に建てた校舎は屋根がパームツリー(ヤシの木の葉)でしたが、雨季になると雨が入ってきて雨漏りが起こり、生徒が集中して授業を受けられる環境としては不十分だったため、今回の新校舎は屋根をトタンにしました。
人数が増えるに連れ、いすや机などの不足や、レベル別の授業を行うため教室の不足が目立っていたCBBスクールでしたが、何とか増築することができました。
今回は財政状況を考慮し、一時的な策としての木材でのスクール教室増築になりましたが、次回は長く使える教室を作れたらと思います。
このたび、教室増築にあたり、現地スタッフとあらゆる方法を模索しました。
カンボジアで学校をつくるには予想以上の資金がかかることを痛感した半面、いったい何にいくらかかるのかがわかってきました。
例えば、、
〇ホワイトボード&マーカー$70(ボード1つ$10×5個、マーカー1本$2×10本)
〇1人用いす&机$600(1つ$20×30人分)
〇映像授業用整備$1100(プロジェクター$400、スピーカー$200、パソコン$500)
〇Wifi設置$2000(設置$180、月$60×2年間分)
*現在CBBスクールにはwifiがありません。地方のため、プノンペンよりwifiにかかる使用料が高いです。
〇オフィス設備$3500(パソコン$500、プリンター$500、コピー機$1000、応接セット$1500)
〇パソコン教室$6500(パソコン$500×10台、コピー機$1000、プリンター$500)
以上になります。(CBB独自の調査結果です。)
物価が安いカンボジアですが、電化製品の良いクオリティのものは日本と値段は変わらないですね。(以前は一番安いものを購入していましたが、やはり質の悪いものはすぐ壊れてしまう現状がありました。)
スクールが大きくなるに連れ、上記の設備を導入し、よりよいものを子どもたちに提供できたらと考えています。
増築をしたNew CBBスクールに皆さんもぜひ遊びにきてくださいね!