こんにちは、お世話になっております。インターン生の川崎です。
カンボジアに来てから38日がたちました。
先週末にプノンペン在住のお二人、原畑実央さんと鴫原麻里奈さんがCBBスクールに見学に来てくださいました。
お二人が到着した土曜日の夕方は雨が降ったり止んだりするじめっとした天気でした。
そんなどんよりした休日のスクールで、その時はやってきました。
そう、鶏締めです。
CBBスクールに見学に来ていただく方は、希望すれば鶏締めを見ることができます。
今回私も鴫原さん、原畑さんと一緒に初めて鶏締めを体験しました。
➀まず、飼っている鶏を捕まえるところからスタートです。
CBBスクールのある敷地に住む家族のお兄さんが鶏を捕まえ、包丁で鶏の首の部分を切り、そこから血を絞り出していきます。
鶏の入っている水色の桶が鶏の血で赤く染まっていきます。
この時点では鶏はまだ生きており、力なく体を動かして抵抗しています。
② 茹でる・カット
CBBスクールのお父さんが羽を取り除いていきます。沸騰させた水に鶏を数秒つけ、柔らかくなったところで羽をむしります。
羽はするすると取れ、表面は見慣れたつるつるの皮だけの状態になっていきます。その後、部位ごとに食べやすくカットしていきます。
③ 下味・漬け込み
お父さんが丁寧に羽を取ってくれたあとはCBBスクールのママにバトンタッチです。
鶏ガラ出汁の素、味の素、砂糖、塩で下味をつけます。このまましばらく置いて味をしみこませます。
④ 焼く
火をつけ網をセットしたら、いよいよ焼いていきます。パチパチと音がたち、CBBスクールに香ばしい香りが広がります。
⑤ 食べてみる
鶏肉の炭火焼き、完成です。締めてすぐ調理したので新鮮ですし、ママの味付けは白ご飯10杯は食べられる美味しさです。全員、我先にと鶏肉にどんどん手が伸びていきます。
命をいただくということ
鶏締めを実際に見て「かわいそう」と思う人や、さらにショックから食欲をなくしてしまう人もいます。
にわとりを殺して食べるということ、それはその過程を行ってくれた人に感謝し、命をいただくということです。
普段私たちが食べている鶏肉も、誰かが羽を取り除き、誰かが切り分け、誰かが調理してくれています。
命と向き合う。たった15000リエルの命でも、それはわたしたちの血や肉になってくれる。
人間に殺されて「かわいそう」ではなく、命に「ありがとう」
感謝の気持ちを持つ大切さに気付かせてくれた、CBBスクールでの週末でした。
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