CBBでは「学校に行きたくても行けない」「今後行けなくなるかもしれない」という子どもを受け入れ、彼らが学校を卒業できるように支援を行っています。
そして、将来の職業選択肢を増やすために、日本語・英語の教育も併せて行っています。
学校教育の必要性
学校に行けない子がいるという現状
カンボジアでは、高校を卒業しているかどうかで職業選択の幅が変わり、高校を卒業すれば高収入の職に就くチャンスを得られます。
しかし、それも学校を卒業しているという場合の話。
カンボジアの学校卒業率は、
初等教育では7~8割。
さらに、中等教育の卒業率はぐっと下がり、2割ほどになります。
つまり、大多数の子どもたちが教育の価値を知らされず、
家庭の事情によって学校を中退し、工場労働者や出稼ぎ労働者として働いているのです。
小卒や中卒で働ける仕事は低賃金で、肉体労働が多いため身体を壊した際に働けなくなるリスクがあります。
今働きに出ている子どもたちが大人になり、家庭を持ったとき、もし稼ぎが少なければ自分の子どもを働きに出さざるを得ません。
こうして、貧困のサイクルが次の世代へ、次の世代へと引き継がれていってしまいます。
学校に行けない要因
学校に行けない要因には様々なものがあります。
・家と学校の距離が遠い
・家庭に金銭的余裕がなく、教科書や制服などが買えない
・家計を助けるため、家業の手伝いや出稼ぎをしなければならない
・読み書きができず、学校の授業についていけない
などです。
これらの要因から子どもたちを引き離し、継続じて学校に通えるように支援しているのがこの「住み込みプロジェクト」です。
住み込みプロジェクトとは
目的
学校に行けていない子どもたちが継続して学校に通える環境を整えること。
子どもたちが共同生活をすることで、学業のサポートをし合うことが出来るようにすること。
さらに、第二言語として日本語・英語教育を行うことで、貧困のサイクル脱却につなげること。
インターン生と一緒に生活することで、異文化に触れ、子どもたちの視野を広げること。
支援対象
・学校に行けていない子
・学年が遅れている子
・これらの可能性がある子
概要
住み込み生たちは、インターン生や他の住み込み生とCBBスクールで寝泊まりをし、共同生活をします。
平日はスクールから学校に行き、帰ってきた後は外から通っている生徒とともに日本語・英語の勉強をします。
夜、就寝前には学校の宿題をしたり、日本語・英語の追加の授業をしたりします。
2食の食事や教室の清掃など、日々の生活はインターン生と一緒に行います。また、日本やカンボジアの行事を一緒に楽しんだりします。
その際、彼らと積極的にコミュニケーションをとり、仲を深めるとともに、彼らの居心地いい環境作りに努めています。
学校への通学・進学サポートとしては、
必要な制服・教材代、エクストラクラス費用などを負担
大学進学を希望する生徒には、奨学金の情報を提供
しています。
目標
「学びたい」という強い意欲があるがそれが出来ていない…という子どもたちを可能な限り受け入れ、
高校卒業と、希望する生徒には大学進学のチャンスを
職業選択の幅を広げることで、貧困のサイクルから抜け出すためのきっかけを
日本で働きたいという生徒には、充実した日本語教育を
異文化と交流することで、世界に目を向けた広い視野を
子どもたちに与えることを目標にしています。
そのために、支援対象に合致する子を探す活動も並行して行っています。
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