カンボジアCBB夏渡航を終えて―法政大学1年山崎ひかり




こんにちは。CBBメンバー、法政大学人間環境学部1年の山崎ひかりです。先日、23日間のカンボジアでの活動を終え、帰国しました。私にとっては初めての途上国、初めてのカンボジア、初めての農村生活。その中で感じたことを書かせていただきます。

カンボジアに来て感じたことは、街に勢いがあるということです。進行形で経済成長を感じさせるような人々の活気と熱さ。一帯に広がる市場を中心に伝わる生活感の濃さ。日本には無い「生きる強さ」のようなものを体感し、常に新鮮さを憶えていました。

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一方で私たちが活動場所としている農村は、ゆったりとした時間が流れていました。

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プノンペンから車で2時間半程度の距離しか離れていないのにも関わらず、様子は全く違います。そこには密接な人間関係があり、利害関係なく生きるために助け合う人の姿がありました。

よそ者の私たちを家に泊め、精一杯のもてなしをし、常に何気ない気配りをして、目を合わせるたびに微笑みかけてくれる……ホームステイ中ほど「もっとクメール語を話せたら」と思ったことはありません。

クメール語では難しかったものの、ホームステイ先の家族とのコミュニケーションツールとして折り紙は大活躍でした。子供たちだけではなく大人まで興味津々でした。教えている時の彼らのまなざしと笑顔はまっすぐで、真剣に向き合えてもらえてとても嬉しかったです。

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ホームステイ中に仲良くなった村人たちは、その後の私たちの活動を何度も助けてくれました。インタビューに協力してくれたり、衛生イベント時は積極的に統率してくれたり、移動手段を探しているとバイクや自転車を集めてくれたり……

なぜそんなに優しいのかと尋ねると、多くの人が「みんなを愛しているからだよ。日本人なのに村やカンボジアを良くしようと頑張ってくれている。」と答えるのです。

この言葉はとても嬉しいものです。しかし同時に、私たちが支援しているという色が強いようにも思えてしまいます。事実的には私たちが支援をしているという形かもしれません。ただ私としては、上下の関係を続けたくはありません。村人から信頼を得つつあるからこそ、パートナーとしての関係づくりも不可能ではないと考えます。今後も、モノだけでなく心の面でも交流を深め、相互にメリットがある関係を築きたいと感じました。

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今回の渡航の個人的な目標として「現場のニーズを汲み取る」ということを掲げて活動してきました。振り返ってみると、現地の人から直接ニーズを言われる機会もあった一方、必要なことが自然と見えてくる機会も多かったです。たとえば、ゴミをゴミ箱に入れるとか、整列するなどというモラルとして当たり前なことが習慣にないということは取り組むべき課題です。

実際に渡航しないとわからない現実や課題を知り、今後向き合うべき問題を知ることができたのは大きな収穫でした。渡航前は、防犯面・健康面や衛生面などで不安に思うことが多々あったカンボジアですが、いざ滞在してみると想像以上に快適でした。

都市は近代化が進み、不自由なく生活できます。農村の人々は温かく、また会いたいと思う人が大勢できました。カンボジアの雰囲気が恋しくもあります。渡航することで自分の中にあった途上国像が崩されました。

まだまだ問題が多く残るカンボジアです。しかし今回の渡航で得た考えるべき課題や向き合っていくべき問題を、現地の人と互いに協力しながら乗り越えていきたいです。
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