こんにちは、お世話になっております。短期インターン生の隈崎です。
一か月間のインターンも終盤、いよいよ帰国の日が迫ってきました。
新しい生徒
私が村を発つ3日前に新しい生徒が1人増えました。
彼の名前はケビン(English name)、27歳、農場で働いています。
彼は英語が堪能だったため、英語を使いながら日本語を教えることができ、とてもスムーズに授業を進めることができました。
彼は高校時代、家から高校が遠く、自転車で毎日1時間かけて通っていたと話してくれました。
それを聞いた時に、彼がなぜ英語が堪能なのか納得したと同時に、教育を受けるために炎天下の中1時間もかけて毎日通っていたという事実に、学びをすることの重みを感じました。
なぜ日本語を勉強するのか
なぜ日本語を勉強するのか、という質問を10代前半の子供達に聞いても、納得する答えは得られないかもしれません。
私自身もカンボジアに来て、子供達に日本語を教えているにも関わらず、彼らがなぜ日本語を勉強するのかを何度か考えました。
27歳の彼はこの質問にこう答えました。
"日本が好き、カンボジアと日本は関わりがある"
彼はその例として、カンボジアの紙幣に描かれた日本が支援して造られた橋の絵を見せてくれました。
話が少しずれてしまうかもしれませんが、この"関わり"という言葉に私はハッとしました。
言語は言語を学ぶために勉強するのではない、言語は関わりの間にあるツールにすぎないということに改めて気づきました。
日本語の教師として私はCBBの生徒たちと出会い、彼らには自国以外の人との関わりができました。
その人とコミュニケーションを取るために日本語を勉強するという理由で最初はいいのかなと思います。
この出会いと学びがきっかけに、また新しい出会い、関わりを彼らが得られることを願います。
カンボジアを知ってほしい
彼は日本語を勉強したいという気持ちと同時に、私にカンボジアのことをいくつか教えてくれました。
2日目はココナッツジュースを、3日目は袋に入ったオレンジティーを差し入れとしてプレゼントしてくれました。
他の生徒たちも揚げバナナをくれたり、果物をくれたり、疲れていても、彼らのちょっとした優しさがとても嬉しく、よし頑張ろうと思えました。
1か月はとても短かったのですが、彼らのおかげでカンボジアのお菓子や飲み物を沢山知ることができて良かったです。
私自身、日本に帰って外国から来た人と知り合ったら、見返りを求めない、ささいなプレゼントができる人になりたいなと思いました。
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