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CBBスクールでインターンをする意義、与えられる影響とは

投稿日:2018年9月3日 更新日:

皆様、お世話になっております。インターン生の土田です。

早いもので明日から9月となります。残りの2週間も精一杯子供のために頑張りたいと思います。

 

カンボジアで自分が与えられる影響とは

村での生活は都会のようにすることがたくさんあるわけではないので、限られたことを毎日繰り返しています。

休みの日も、子供と遊ぶ、もしくは家にこもって作業をしたり、ユーチューブを見ることくらいしかありません。

そのような生活をただ淡々と送っているとなぜ自分がカンボジアにいるのか、何しに来たのかという事を見失ってしまうことが来た当初ありました。

そこで自分が帰国するまでにやることや、カンボジアに来る前と来てからの思考の変化をノートに書いたりし、整理することで、自分の考えが深まったり、よりカンボジアでの生活が濃いものとなりました。

自分の場合、まず最初に考えたことは、自分がカンボジアのこの村に来たことで、誰にどんな影響を与えているのかという事を考えました。

カンボジアに来る前は、学校もろくに通えず、服もぼろぼろで勉強がしたくてもできないような子供がフリースクールに来るのかと思っていました。

しかし、実際はCBBスクールの近くには何個か学校があり、みんな制服を来て通っていました。

そしてバイクも持っている子供も数多く見かけます。彼らは学校にも通い、幸せそうに暮らしていると思えてきました。

そうなると自分がいなくてもここの村の人は案外幸せに生きていけるのではないかと思いました。

そして自分が与えられる影響を考えると、例えば土地を貸してくれている家族からしたら自分たちの土地に外国人が暮らしていて、その外国人のために料理も作り、自分たち日本人は迷惑なのではないかと思いました。

子供に対する影響としては、子供が外国人と交流できる遊びの場のようになっているように思え、これは支援と呼べるものなのかとも考えました。しかしそれらの考えは表面しか見ていませんでした。

 

持続可能な教育システムを

近くの学校に授業を見学させてもらうために朝8時頃学校に行きました。

そこの学校はCBBスクールに来る子供も数多くいるので、たくさん声をかけてくれて9時から授業が始まるようなのでそれまで学校の案内を軽くしてもらいました。

そして9時になりいよいよ授業が始まると思いきや10分、20分経ってもなかなか始まりません。もはや先生までもが来ません。

ほとんどのクラスに先生は来ておらず子供たちは教室や廊下で遊んでいました。1時間ほど待っても授業が行われず、子供たちも「先生が来ない」と言い、帰り始めました。

たまにこのようなことがあるそうです。これでは子供に教育をしっかり受けさせることができません。

CBBスクールの近くにある学校はどこかしらからからの支援を受け校舎が建っています。

しかしその支援だけでは全く意味がありません。子供に教育をするシステムや教育方法も伝授したりアドバイスをしなくては校舎が無駄なものとなってしまします。

また、CBBスクールに通う子供で出稼ぎに2か月間行くため、CBBスクールに来ることができなくなった子供もいます。

多額の借金を抱える家庭、機能しない学校、子供が働き手とならなくてならない状況は子供の教育がままならない原因です。

将来は子供が自ら作り上げるもので、教育はその手段や方法を身に着けさせるものです。

教育がしっかりしていなければ将来が彼らにとってよりよくなることはありません。

 

子どもたちに少しでも多くの将来の選択肢を

自分が村の現状を全て変えられることはできません。

しかし子供に日本語、英語を教えることによって子供の将来への選択肢を少しでも増やすことができるのなら、私が子供に与える影響は、インターンの期間は3か月と短いですが、子供の将来のためになるのではないかと考えました。

たとえ子供たちが語学を生かした仕事につかなくても、多くの選択肢から選んだものと、少ない選択肢の中から選んだものは、同じ仕事だとしても、彼らが自分自身で意思決定することにより重みが出るのではないかと思います。

インターンの残りの期間も子どもたちとの関わりを大切にしながら過ごしたいと思います。

 

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