皆様、いつもお世話になっております。
第6期現地駐在員の石出恵です。
私のインターン生活も残りわずかとなり、インターン終了後は何をしようかと考えることも多くなりました。
そこで気になったのが、昔CBBでインターンしていた先輩方は今何をしているのかということでした。
調べてみると、就職活動をしたり、学生団体を立ち上げたり、留学をしたりと進路も様々。
ですが、共通していえることはCBBでのインターン生活が彼らに強く影響を与えているということでした。
そこで過去のインターン生の皆さんにインタビューを行いました。
インターンを考えている方やインターンを終えた方々にぜひ読んで頂きたいシリーズです。
記念すべき第1人目は法政大学人間環境学部4年の小澤美玲さんです。
私と同じゼミに所属している美玲さんは先日1年ぶりにカンボジアを訪れ、CBBスクールに遊びに来てくれました。
約4か月のインターンを終えてから1年間、美玲さんは日本でどう過ごされていたのでしょうか。
この記事の目次
Q1,インターン時期を教えてください。
2015年7月~2015年11月の約4か月間です。
初めてCBBスクールに行ったときは日本人がおらず、現地スタッフだけでスクールを運営していました。
日本語と英語を話せるソムナンと協力して、8月9月は国内メンバーと、10月以降はもう一人のインターン生宮崎さんと日本語を教えていました。
Q2,インターンでの主な業務内容を教えてください。
①日本語教師
②住み込みスタッフ教育
③大学支援
以上が主な業務でした。
日本語教師としては教材や時間割を作成、プレゼンテーションの時間を設けるなど、会話ができるようになる工夫を考えました。
また、住み込みスタッフの日本語・英語力の強化を目指しました。スタッフに授業のアシスタントや先生を頼んでみるなど、スタッフに自信を身につけさせ、より勉強を熱心に取り組んでもらえるようにしました。
あと、個人的に音楽がとても好きなので、日本の歌を紹介したり、リコーダー練習、手作り楽器を作成するなどしました。
日本の文化に触れつつ、日本語も勉強できるような機会になったと思います。
Q3,インターン生活で一番思い出に残っているエピソードを教えてください。
パーブでの最後の夜です。
住み込みスタッフと過ごす最後の晩、当時スタッフだったワンダと泣きながら話したことです。
(真ん中の男の子がワンダ。日本語の勉強にとにかく貪欲でした。)
私がインターンを開始して間もなく来たワンダ。日本語はもちろん、英語もできない状態でした。住み込みを始めてからは、誰よりも一生懸命勉強し、みるみる成長する姿を間近に見ていました。
そして、一緒に過ごす最後の晩。
ワンダは泣きながら、「あなたは私のお姉さん。家族と同じ。」と言ってくれました。
2人きりで会話できるほど、日本語が上達していること、本物の家族のように、愛してくれていたこと。
ワンダに言われたこの一言のおかげで、私はカンボジアに来た意味があったのだと思えました。
Q4、インターンを終えてから現在までの生活を教えてください。
帰国して間もなく、就活の準備を始めました。
具体的に言うと、国際協力関係のイベントへの参加、難民支援のNPOで広報インターンを開始しました。
CBBでのインターン中、ブログを書きながら、「私、文章書くの好きかも」と思ったことから広報インターンに挑戦。
また、大学では国際協力ゼミに編入させてもらい、現在は途上国支援について学んでいます。
Q5,インターンが終わり、インターン前後で変わったことはありますか。
以前よりも「挑戦すること」に前向きになれた、抵抗がなくなったと思います。
何か新しいことを始めるって緊張するし、どうしようかな~って悩んで結局やらないで終わってしまう方もいらっしゃると思います。
でも、CBBインターン後は「どうしょうかな~。やってみるか。」と、あまり悩むことなく、取り組めるようになりました。
(ちょうど1年ぶりに訪れたカンボジア。)
CBBでの挑戦が、このような前向きな考えを作り上げてくれたのだと思います。
Q6,インターン生活でのどんな学びが今の自分にどんな変化をもたらしていますか。
ブログでの活動報告は、いろいろな学びがありました。
①【活動報告をしながら、目標に取り組む姿勢を身に付けた。】
ブログで掲げた目標に対して、どれくらい自分が考え・実行したのか。自分自身の行動を振り返ったり、どんなことがもっと必要となるのか等を考えることができました。
②【自分の気持ちを言葉にすることの難しさ・楽しさを知った。】
ブログを書くことが楽しくて、「もっと多くの人に見てもらいたい」と思うようになりました。
興味を持ってもらうための工夫や、言葉選びに悩むことはとても楽しかったです。ブログは広報インターンを始めるきっかけにもなりました。
(日本から持ってきたポップコーンを。野外料理教室をやってくれました。)
Q7,今後の展望を教えてください。
まだ将来の目標もぼにゃりですが、、、。文章だけでなく、自分自身の声で伝えられる、そんな人になりたいです。
そのために、来年から働く内定先では「その目標を達成するために、何が必要で、どう取り組むべきか」を考え続けたいと思います。
Q8,CBBのインターンに興味がある方に一言お願いします。
私は後悔することがめちゃくちゃ嫌いです。
(最後の日、バナナ売りのおばちゃんと。1年後ちゃんと会えました。彼女は変わらずバナナを売っています。)
「やらないで後悔するより、やって後悔する。」が私のモットーです。
うまくいかなかったらどうしょうって、すごく不安だと思います。
私もものすごく弱虫なので…わかります。けれど、最初の一歩さえ踏み出してしまえば、もう怖いものはありません!
かけがえのない経験が待っていますよ!
(インタビュアー:石出)
以上です。
1年ぶりに美玲さんがCBBスクールに来てくださって、住み込みスタッフも生徒たちもとてもうれしそうで、みんな美玲さんが大好きだったんだなとすごく伝わってきました。
また、美玲さんが教えてくれた日本の歌の楽しさは今でも生徒たちは覚えていて、彼らの携帯には「遠く遠く」や「なだそうそう」が必ずといっていいほど入っています。
挑戦することに恐れなくなったという美玲さん。
社会人になっても、どんどんチャレンジしていってほしいと思います。
このたびはインタビューをお引き受け下さり、本当にありがとうございました。