こんにちは。皆様、いつもお世話になっております。元長期駐在員の石出恵です。
1月21日(土)、株式会社J.Feel様のオフィスにて、NGO CBBインターン生活動報告会を開催しました。
約30名の方にご来場頂きまして、私たちCBBメンバーにとっても有意義な時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。
◆プログラム◆
第一部:酒井めぐみ発表
5か月間、英語教師として現地で活動しためぐみさん。
将来、小学校教員を目指している彼女らしい「教育的観点」でのカンボジアでの生活についての発表をしました。
15歳で6年生に復学した、住み込みスタッフのキアン。念願の復学を果たしたキアンでしたが、1か月後、他の友達が自分より小さいということが恥ずかしかったらしく、学校を辞め、家に帰ってしまいました。
「恥ずかしいからやだ。家に帰ってお坊さんになる。」
そう言ってCBBスクールから出て行ったキアン。
そのキアンの説得を何度も彼の家に行き、キアンのお母さんとともに説得をしてくれためぐみさんだからこそ、キアンを説得しきれなかったことはさぞ悔しかったでしょう。
「教育の重要性」を伝えていくことの大切さ、そして難しさを知ったエピソードでした。
第二部:武田麗美発表
1か月半、英語教師として現地で活動した麗美ちゃん。
国際文化を専攻している麗美ちゃんは、「現地の人と同じ生活を送り、カンボジアを知る。」というインターンでの目標を掲げてやってきました。
水祭り、お祭り、結婚式、稲刈り、運動会、、と1か月半とは思えないくらい多くの伝統行事に参加しました。
結婚式では顔を真っ白にするくらい濃い化粧をすること、水祭りではメコン川にたくさんの船が浮かんでいること、稲刈りは意外と難しいこと、CBBで企画した運動会では玉入れ以外の競技ができなくて、リレーや二人三脚が実施できなかったこと。など、カンボジアの文化について紹介してくれました。
「やってみます!」と何事にもチャレンジしていた麗美ちゃんらしい、楽しい発表でした。
第三部:石出恵発表
約7か月間、長期駐在員として現地代表および現地マネージャーとして活動しました。
伝えたいことがありすぎて、何を話すか直前まで迷っていましたが、「長期でNGOで働く」というテーマでお話しさせて頂きました。
4月から12月までのモチベーショングラフに沿って、いつ何があったか発表。
そして、ランキング形式で現地で起きたエピソードをお話しさせていただきました。
4月にCBBスクールに初めて行ったとき何もありませんでしたが、6月には80人が通う学校になりました。や、髪が金髪になってしまった事件。という話が聞いていた皆さんにとって印象深かったらしく、発表後声をかけて頂いていて嬉しかったです。
第四部:現地スタッフスレイリャ発表
今回の活動報告会の目玉。日本留学中の現地スタッフスレイリャの、日本での生活や学んだこと、経験したことのスピーチです。
この日のために、毎日書いていた日記を、山田先生がサポートして下さりスレイリャとともにスピーチとしてまとめて頂きました。。
約10分間の日本語でのスピーチ。
「日本にきて、東京スカイツリー・浅草・初詣・おみくじ・和歌山・大阪・京都・山梨に観光に行きました。一番楽しかったのは、渋谷にある監獄風居酒屋のお化け屋敷でご飯を食べたことです。法政大学に行ったり、CBBのミーティングにも参加しました。そして、1月には2つの小学校でインターンをしました。日本の学校とカンボジアの学校には違いがたくさんあります。音楽や体育はカンボジアにはありません。給食もありません。そして、日本の小学校でカンボジアのことを説明すると、日本の小学生はびっくりしました。日本の学校にはいいところがたくさんあります。私はカンボジアに帰って、カンボジアの子どもたちに日本の学校のことを教えたいです。私を日本に来させてくれてありがとうございます。」(*石出訳)
(陰でこの日本留学を支えて下さっている山田先生。)
こんなに日本語を話すスレイリャを見たのは、初めてでした。
聞いていた方々もスレイリャのスピーチに感動した様子で、終わると拍手喝采でした。
上記のプログラム内容で実施した活動報告会。
あっという間の4時間で、来てくださった方々の中にも交流が生まれる素敵な会となりました。
4か月前から準備を進めていた活動報告会。
インターン生にとっても自分たちの活動を振り返る良い機会となり、スレイリャにとっても日本留学の集大成となる場となりました。
開催にあたり、会場をお貸し下さった株式会社J.Feelの皆様、
当日足を運んでくださった皆様、
いつもCBBの活動を応援して下さる皆様、
本当にありがとうございました。
(カンボジアCBBスクールの住み込みスタッフとSkypeを繋ぎました。)
今後ともNGO CBBをよろしくお願い致します。