こんにちは。皆様、いつもお世話になっております。元長期駐在員の石出恵です。
1月23日(月)、松戸市立新松戸南小学校へ【カンボジアについて】の出張授業を6年生2クラス、3年生2クラスの子どもたちに行ってきました。
ゲストティーチャーとなったのは、日本滞在中のスレイリャ、インターン生酒井、そして私石出です。
1日目のこの日は、小学校教員を志す酒井めぐみが4クラスで授業を行いました。
現在、小学校6年生の社会科では世界の国について知ろう!という単元を勉強しているそうで、アメリカやサウジアラビアなどの世界の国々について勉強、そしてその後自分の好きな国について各自で調べて、発表します。
そこで、教科書には載っていない国を…ということで、カンボジアの位置や宗教、国旗の意味などの基本情報に加え、クメール語レッスンやカンボジアの小学生の一日を発表しました。
また、3年生は総合学習で国際交流について勉強しているそうで、異文化を知ろう!というテーマでカンボジアについて発表させていただきました。
(めぐみさんのサポートに徹するスレイリャとわたし。)
・小学生でもお坊さんになれること
・カエル、蛇、犬、ねずみなどを食べたこと
・7:00に学校に行って、11:00に帰宅すること
などが、子どもたちの印象には強く残ったようでした。
今回は、スレイリャがいる!ということで、クメール語講座も実施。
30秒ほどの劇をしながら、ありがとうやこんにちはなど4つの言葉を覚える中で、クメール語の楽しさに触れてもらいました。
以下、4クラスで授業を行っためぐみさんの感想です。
今回の授業では写真や映像を多く取り入れ、子どもたちにカンボジアをより近く、身近に実感してもらえるような授業を心がけました。
写真や映像を通して現地の様子を目にした子どもたちは、食い入る様に画面を見つめていました。
自分たちの生活との違いに驚きが多かったようです。
(クイズや質問コーナーでは多くの質問が。)
授業の終わりに書いてもらった感想の中に私の目を引くものがありました。
「カンボジアの子どもたちはかわいそうだと思った。」というものです。
私も確かにはじめはそう感じました。
しかし、5ヵ月間のカンボジアでの生活を経て、その感情は消え去りました。
日本人より生活水準が低い=かわいそう?
私の今の考えは、
「私たちがかわいそうだと決めるけることはできない」と変わりました。
しかし、これに対する答えは1つではないと思います。
もしも、もっと時間があったら、子どもたち同士でその問題について話し合いをさせ、子どもたちなりに深め合っていける学習をさせたいなと思いました。
そして子どもたちなりにカンボジアへの思いを持ったり、自分の生活を大切にできるような気付きを生み出せるといいなと思いました。
カンボジアから帰国した今、私がしなければならないことは、カンボジアでの経験を日本で伝えていくことだと思っています。
今回授業をさせて頂いたことは、その最初の1歩になりました。
この貴重な経験を生かして、これからも伝え続けていきたいです。
(*引用)
3年生、6年生ともに反応は様々。感じ方も人それぞれ違います。
しかし、この日のこの授業が、1人でも多くの子どもたちの心に残ればと思います。
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