皆さまお世話になっております。
国際協力NGO CBBインターンの地下です。
カンボジアに到着して56日目になりました。
本日もこのブログを見たら30分の授業の流れが分かるように英語の授業をまとめました。
これまでは50分授業でした。
しかし最近は全員に継続的に来てもらうことを目標に、子供たちが楽しかった、1つ学べたと思って帰ってもらえるように、短期集中でひたすら話す授業を行なっています。
その中でも50分授業を希望する子向けは、別の先生を設けて実施しています。
この記事の目次
概要
年齢 9歳から14歳
使用教科書 英会話体操
授業時間 30分
授業目標 英語を話す楽しさを体感すること
準備するもの プロジェクター、パソコン、 HDMIケーブル、スピーカー
授業の進め方
1.挨拶(1分)
先生:「Good evening, students.」
生徒:「Good evening, teacher.」
先生:「How are you today?」
生徒:「I'm fine thank you, and you?」
先生:「I'm fine thank you, too.」
「I'm so hungry. I'm happy. 等」
「Please sit down.」
生徒:「Thank you teacher.」
2.日付確認(5分)
先生:「How are you today?」
1人の生徒に質問し、当てられた生徒は次の生徒に同じ質問を尋ねる。
全員が一言でも多く話す授業を心がける。
この時に、様々な表現を確認する。
先生:「What day is it today?」
生徒:「Today is .....」
この時に曜日の確認を毎日行うことで定着を図る。
1人1つの曜日を言い、順番に月曜日から日曜日まで言っていき、全員が2回ずつ話すまで繰り返し行う。
先生:「What's the date today?」
生徒:「Today is .....」
この時に、曜日と同様に月と数字の復習を行う。数字は順番に1から31までを英語で話してもらう。
先生:「How is the weather today?」
生徒:「It's.....」
この時に他の天気も確認を行う。
3.歌やゲーム(4分)
WiFiがあるので、YouTubeからsimple Englishと検索して簡単な歌を流します。
1週間で1曲口ずさめるようになることを目標にリスニングを毎日行います。
選曲の方法は、例えば色を前日に習ったら色に関する歌を選択するなど、自由に選んでくれたらと思います。
毎日同じ曲だと飽きるので、1週間で口ずさめるようになる曲を1つともう1つ毎日新しい曲を流すといいと思います。
4.復習(7分)英会話体操
昨日習ったものを復習する。
基本的にDVDを流すだけの授業である。
先生の仕事は、読みたがらない生徒の元へ行き、隣で一緒に呼んであげることと、文章が長い時に、音声を止めてゆっくり発音することである。
クメール語の訳が分からなくても、授業の中で出て来たフレーズを子供たちの前で使うことで、感覚的に使い方を学んでもらいます。
例えば、英会話ラジオ体操の中に「Let me try.」というフレーズがあります。
これをクメール語に当てはめて教えるのではなく、実際に生活の中で子供たちの前で使ってあげます。
今子供たちはコンピュータを勉強しています。
この時に、タイピングではなく、wordやExcelにチャンレンジしたい時は「Let me try.」と言って使い方を教えて行きます。
文法や意味にこだわらず、雰囲気で使えるようになってもらうことを目標にしています。
しかし、カンボジア人の英語の先生と一緒に授業を行うとスムーズに行えると思います。
5.新しい内容(12分)英会話体操
4の復習の時とやり方は一緒です。
4のやり方と異なるのは、1回分のDVDを全て流すことです。
ゆっくり何度も流すことで、子供達は自然と繰り返して発音することができるようになります。
小さいクラスは書くことに時間を書けるのではなく、何度も実際に発音することで、音だけを覚えてもらいます。
英会話体操は、会話形式になっているで、クラスを半分に分けたり、先生と生徒で会話形式で行うなど、何度も実際の対話で使えるように練習を行います。
全員で読み終わった後は構文練習を行います。
例えば次のような文章を初めて習ったとします。
「Can I go to the bathroom?」
構文練習では「Can I ....?」を変えて日常生活でよく使う表現の練習を行います。
例えば、
「Can I eat a mango?」
「Can I study a computer?」
などのように構文を伝えることで、応用力がつくことと、単語力があげられるので話せるようになる1つの近道です。
6.挨拶(1分)
生徒1「Are you ready」
生徒:「Yes. 1.2.3.」
「Good bye teacher, see you tomorrow.」
先生:「See you tomorrow.」
生徒:「Thank you teacher.」
挨拶は全クラスしっかり行います。
もし、途中で帰ろうとする子がいる場合や、元気がない場合はやり直しです。
最後はとにかく明るく、元気よく笑顔で生徒に帰ってもらうことが目標です。
元気よくすることで、明日もまた来たいと思ってもらうように心がけます。
継続して通う生徒が1人でも多く増えることを目標にインターン生に授業の腕がかかっています。
どのクラスでもメリハリが1番授業をする上で大切です。
最初は言うことを聞く子どもも、こちらがメリハリをなくすと、統率が取れなくなります。
いい雰囲気を持続するためにも、生徒のためを思い、叱るときは叱り、褒めるの時は全力で褒めてあげてメリハリをつけて関わっていきましょう。
叱っても生徒に嫌われることはほとんどありません。
叱っても、授業に入ると元気よく過ごし、メリハリをつけることで、生徒もメリハリをつけることの大切さを知ります。
なかなか最初は言うことを聞いてくれない生徒も根気強く伝えることで、メリハリをつけるようになります。
誰か1人だけを特別扱いするのではなく、全員を平等に見てあげてください。
叱ることは体力を使いますが、真面目な生徒はついてきてくれます。
よく学び、よく遊び、気遣いのできる生徒を増やして行きましょう。
次回は中学生のクラスの英語を紹介します。
それではチョムリアップリア。