こんにちは、お世話になっております。
インターン生の川崎です。
8日目の今日はわたしたちとカンボジアの子どもたちが考える「勉強」についてお伝えします。
映像授業
CBBスクールでは、月曜日と火曜日は言語の授業としてドラえもんを見せています。
プロジェクターで映像を壁に映します。
音声を日本語、字幕を英語にすることで耳と目、両方から外国語を学べます。
完璧に内容がわからなくても、キャラクターの動きやリアクションでなんとなく想像しながら見ることができます。
レクチャー式の授業
生徒:「先生、ドラえもん見終わったから授業やって!」
これを聞いて私は戸惑いました。
私:「ドラえもんを見るのが勉強なんだよ。今日はもうこれでおしまい。」
こう言ってもなかなか納得してくれません。
机に座って先生が来るのを待っています。
また、別の時間に来た子に、
私:「今日はドラえもんを見る日だよ。たくさん日本語聞いたらもっと話せるようになるよ。」
と説明すると、しぶしぶ見てくれる子、諦めて帰ってしまう子もいました。
映像 vs レクチャー
日本語の講義をしてほしい、と頼む子が2,3人なら説得してドラえもんをみてもらいました。
しかし、7人も集まって頼まれると「だめ」と言えず、例外として講義をしました。
「私たちは英語を勉強したい」
という子に、音声を英語に換えてドラえもんを見てもらおうとしても嫌だと言われてしまいました。
やる気があるのはすごく嬉しいのですが、アニメを見ることがどうして言語を勉強することに繋がるのか理解してもらうのが難しいです。
フィンランドでは多くの人がフィンランド語に加え英語も流暢に話せます。
私が以前旅行した時も英語だけで不自由なく過ごせました。
ホストファザーにその理由を聞いてみると、
「外国から輸入されるゲームや映画は完璧にフィンランド語に翻訳されていない。だからゲームをしたり映画を見ていたら自然と英語に触れられるんだ。」
と教えてくれました。
CBBスクールではまさにこの環境を作ろうとしています!
遊びを勉強に
ただぼーっと見ているだけではつまらないので、事前にいくつか単語を用意してそれがどこで聞えたか映像を見た後で聞いたり、
映像の中の簡単な会話文を講義で実際にみんなで練習してみたりと
映像を見ることでも語学は勉強できるし、講義だけするより効果 があることを伝えていきたいと思います。
川崎公美子