こんにちは。皆様、いつもお世話になっております。元第6期現地駐在員の石出です。
12月1日に任期を終了し、7か月の長期駐在員生活に終わりを告げました。
CBBスクールの生徒や住み込みスタッフ、一緒に住んでいた現地スタッフの家族、そして7か月お世話になった学校周辺の村人とのお別れは、今までの渡航とは比べられないくらいの寂しさがありました。
任期中、応援してくださった皆様には心より感謝申し上げます。
インターン生活のまとめの記事はこれからしっかり振り返りをし、書かせて頂きますのでぜひご覧ください。
さて、11月25日(金)、CBBスクールにJ.Feelの皆さま、そしてカンボジアの農村に映画を届ける活動を行うWorld Theater Projectの皆さまがご訪問されました。
J.Feel様は、‘ワクワクする職場をつくる‘をテーマにお仕事をされているコンサルティングの会社です。
CBBスクール見学の前は、World Theater Project様と共同で映画を届けるプロジェクトを実際に行ったそうです。
J.Feel様、World Theater Projectの皆さまの見学スケジュールは以下になります。
8:30 CBBスクールへ到着
9:00 施設案内・スクールの説明
9:30 意見交換会
11:00 記念撮影・ご帰宅
(*午前中はクラスがなく、住み込みスタッフも公立学校に通っているため授業見学が残念ながらできませんでした。)
午後にも予定があり、ぜひスクールの様子だけでもということだったので、午前のみのスケジュールになりました。
授業の様子がお見せできることができませんでしたが、私を含めて4人のインターン生、現地スタッフ、そしてJ.Feelの皆さまとともに意見交換会の時間をたっぷりと取らせて頂くことができました。
意見交換会では、カンボジアの子どもたちの授業の様子や心の教育に対して私たちが行っている活動に関してのお話をさせて頂きました。
日本の教室では当たり前に行われるグループワーク。でも、CBBスクールでやってみたら全く伝わらなかった。
一緒に住んでいて思ったこと。ごめんなさいもありがとうもはじめは言えなかったこと。
雨が降ったら、生徒も行かなければ先生も学校に行かないこと。
そんな現状に対して、CBBスクールでは積極的に生徒同士で会話練習をさせたり、「ありがとう、ごめんなさい」を大切にすることの教育をスタッフで徹底していることの取り組みをお話しました。
(絶対に時間を守るソムナン。スクールで働きはじめた3か月、一緒に働いた山田先生は時間にとても厳しかったから、怒られながら学んでいったそう。)
お金のためだけじゃなくて、誰かのためや自分の夢のために何かをする。
それは、明日を生きることに精一杯の生活をするカンボジア人には理解するにはまだまだ難しく、ましては15歳・16歳の子どもたちにお手伝いが楽しい!誰かのためだ!と思うようになるにはまだまだ時間が必要な問題でもあります。
でも、J.Feel様の大切にする「今の仕事楽しいですか?」と聞かれ、日本の皆さんが「はい、楽しいです。」と答える世界を実現させるように、
CBBスクールも「今の勉強は楽しいですか?」の質問に対し、生徒たちが「はい!楽しいです。」と答えてくれる教育を提供できたらと思いました。
今はまだお金を稼ぐ出稼ぎにいくために、日本語を勉強し、私たちも貧困脱出の目的で日本語を勉強させている。
でもいつかそれが、日本語の勉強が楽しく、そしてそのお金でその子がどんな夢を叶え、どんな人生を歩みたいのか。
そんなところまでCBBスクールとして伝えていき、彼らがそれについて考えられる力を育てられる場所になったらと思いました。
皆様は、自分の仕事や勉強、そして人生が心から楽しいと思えるでしょうか?
私はその夜、「今の仕事楽しいかな?」とCBBでのインターン生活を振り返り、つらいけどこんなにもやりがいがあって、自分のやりたいことが出来ている環境にいれることをとても幸せに思いました。
J.Feelの皆さまとの出会いは、仕事や勉強、教育支援の初心であり、一番大切なことを思い出させて下さり、私たちも有意義な時間を過ごすことができました。
(8人に増えた住み込みスタッフと4人のインターン生で行う毎日のミーティング。こんなにやりがいを持てるインターンに出会えて本当によかったです。)
本当にありがとうございました。
ぜひまたCBBスクールに遊びに来てください。