皆さまいつもお世話になっております。
CBBの早澤です。
今回は早澤が主体となり運動会を実施してきました。
想像以上の出来事がありすぎて悪戦苦闘の連続でした。
朝7時から開始をした運動会でしたが、まず並ばせるのに一苦労!
これは予想をできていましたが普段並ぶことをしないからでしょう。
カンボジアには体育の授業がありません。
そのために今回は運動会を通じて体育の重要性を理解してもらいたいというのが目的ではありました。
第一競技は「じゃんけん列車」日本人が体を使ってお手本を見せます。
そこにボランティアに来てくれたカンボジア人の説明を入れ条件は整ったかに思えましたが、競技を始めると、じゃんけんを始める前から列が。
説明が下手だったかなと再度説明をし、競技を再開しますが結果は同じでした。
カンボジア人が時間を稼いでくれている間に作戦会議をします。
次の競技を先にやろうか?と聞くとカンボジア人からは「じゃんけん列車も次の競技も彼らにはできない」との反応が。
ちなみに第二競技は腰を手で持ち、列を作りみんなでレースをする「競争」を予定していたのですが、だいぶ前のミーティングでは大丈夫と言われていた競技が始まる前から断念。
もう第三競技に頼るしかないと隠し玉の「玉入れ」をスタート。
大きい子も小さい子も一斉に空に向かってボールを投げ始めます。
おぉこれは成功した、ボールも少ないしそろそろ止めようかなと笛を鳴らすと、カンボジア人からボールがなくなるまで投げさせろとの指示が。
結局、数もあいまいなまま終わり、急遽ですが何回か予定をしていた「玉入れ」が1回で終わりボールはそのまま子どもたちにプレゼントされました。
しかし、ここでもアクシデントが発生!
競技に参加をしていない子どももボールが貰えるとなると奪いに来るわ来るわ、、、
1人1個と言ってもボールを隠し、貰っていない、貰っていない子どもがいるからちょうだいと嘘をつきます。
シャボン玉や、お好み焼きを景品として用意をしていましたが、すべてそんなこんなな理由であっという間に消えてしまいました。
主催でイベントをやりましたが、色々と課題の見えたイベントで終わり、予想外の予想外に対応できるようにしていかないとまともなものはできないのだなと感じました。
まだ固定概念を捨て切れていないことに気づき、今後はもっと柔軟さを求めて生きたいと思いました。
子どもがすることはすべて親や近くの大人から見て学び、実行に移します。
この嘘を当たり前につく行為はどの年代にも共通して言えることが最近の生活を通じてわかりました。
一概に貧困だから、文化だからと決めつけず、答えを見出していきたい課題を見つけました。
カンボジア人の特性がよく見えた今回のイベントでもあったため、彼らから勉強をさせてもらう身としては失敗もいい経験となりました。それではまた。