こんにちは、お世話になっております。インターン生の川崎です。
今週は新たに二人のインターン生がやってきました。ハワイの大学で学ぶ土屋恵さんと、静岡でALTとして働くバーノンです。
現地スタッフのチャンティは「アメリカから先生が来るよ」と伝えると、「おおおおおお!!!」と満面の笑みに。
私たちインターン生も、「上手くやっていけるかな」と不安はありつつ、「ALTとしての教える技術を盗もう!」ととてもわくわくしていました。
そして火曜日の夜に村に到着し、今日からさっそく授業に入っていただきました。
バーノンが子供たちと接している様子を見て、気が付いたことをご紹介します。
English Only
バーノンはクメール語は初めて。子供たちと話すときも、英語しか使いません。
バーノン:”What food do you like?”
foodが上手く聞き取れなかったのか、生徒たちの頭に「?」が浮かんでいます。
私ならここで「ニャム バイ (ごはんをたべる)」「チョルチャット (好き)」といった単語を使い、ヒントを出していたと思います。
クメール語がわからないバーノン、どうするのでしょうか。
するとバーノンは、ごはんを食べるジェスチャーと一緒に、「food」と何度も繰り返し始めました。
話すスピードもさっきよりゆっくりにしています。
子供たちは言っていることが理解できたようで、“I like banana”と元気に答えていました。
母国語が使えると、コミュニケーションに困ったときにどうしてもそちらに頼ってしまいます。
英語しか通じないとわかると、お互いなんとかして理解しようと努力します。
今回、子供たちは「food」のネイティブの発音に触れたうえ、その意味を母国語ではなく、英語のまま理解することができました。
そしてもう一つ質問です。
バーノン:”What color do you like?”
子供たちは「color」が聞き取れずに私の方に「何て言ってるの?」という顔をして助けを求めてきました。
私は「色、ポアだよ!」と言いたいのをぐっとこらえて、バーノンがどう説明するのか見てみます。
バーノン:“What color do you like? Green? Red? Yellow?”
バーノンはもう一度ゆっくりと質問を繰り返し、色の名前を挙げていきます。
そこで子供たちは好きな色を聞かれていることに気が付いたようで、“I like red.” “I like green.”と答えていました。
単語や文章が難しくなってくると、一回ずつそれを母国語に変換してから理解しようとすると時間がかかってしまいます。
外国語を外国語のまま理解する、難しいですがこれが言語を勉強するときにとても役立つ方法です。
そしてバーノンが実践していた二つの方法がこちら。
・ジェスチャー:視覚的に理解できる
・例:似た意味、グループの単語から聞かれていることを推測できる
これらを使うことで子供たちも理解しやすくなるようです。
CBBスクールでは英語も日本語もネイティブの先生がいるので、クメール語に頼ってしまってはもったいないですね。
私もこの二つを使ってEnglish only, Japanese Onlyのクラスを目指します。
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