こんにちは。いかがお過ごしですか? インターン生の本多です。
今日は、CBBの先生として新しく加わったSalinの授業から見てとれるカンボジアの教育のあり方についてお伝えしたいと思います。
今週から、CBBでは英語の先生として新しい先生が加わりました。
名前はSalin(サリーン)。今19歳で、高校を卒業したところとの事でした。
大学に進学するまでの少しの間、英語を教えたいと、元住み込みスタッフとCBBを訪れてくれました。
現在1時から1時間だけ、チャンティーとともに子供達に英語を教えてくれています。
そんなサリーン始めとした、カンボジア人スタッフの英語の授業を見ていると気づくことがあります。
作業的な暗記、呪文のように唱える単語
それは、勉強の仕方が暗記に偏っているということです。
例えば、動物の名前を新しく覚え、好きな動物の名前を言う表現を学んでいるとしましょう。
日本では、まずその表現とそれに付随する単語を学び、次に自分のことを言ってみる、と言う流れになると思います。
しかし、カンボジア人スタッフの教え方では、自分のことを言ってみる、という部分が欠落しがちです。
黒板に書いてある文章と単語を言い、そのあとにクメール語で意味を言うという作業的な暗記をひたすら繰り返します。
そして、それを空で呪文のように言えるようにするのです。
これは、CBBスクールのスタッフに限った事ではなく、近くで英語を教えている学校も同じだったので、カンボジアの一般的な勉強方法なんだと思われます。
しかしながら私はこの言語の勉強方法は少し変えてゆくべきではないかと思いました。
より実践的な授業を提供・伝授
確かに、単語や文章の意味がわかることも重要ですが、やはり言語を学んでゆく上で大切なことは、その単語や文章を考えて使えるようにしてゆくことです。
なるべく、自分のことを言う練習や、会話をして実戦感覚を身につけてゆくこと、も授業を取り入れてゆくべきではないかと思います。
そして、そのような授業をしてゆくために大切になるのは、彼らに違う教え方を教えることなのでないか、と考えます。
なぜなら、彼らが今その授業をしているのは彼かがそのような完全暗記式の授業を受けてきたことにあり、彼ら自身それ以外の教え方が思い浮かばないのが現状なのではないか、と考えています。
よって、
・私たちが彼らに、子供達が考え、身につけていける授業のやり方を教授してゆくこと
・そしてその教え方を元に、彼らがよりカンボジア人に受け入られやすい授業を考え作ってゆくこと
これらを通して暗記ばかりでなくより実戦的、でも子供達が生き生きする授業がCBBに根付かせることができるのでないのでしょうか。
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